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go home   作者: フラン
27/36

ー26ー



「スノードラゴンか……懐かしいのう。」


「懐かしがってる場合じゃないしっ!!。」


盥でチャプチャプしながら話すダグラスに、大助は思わずツッコんだ。




ースノードラゴン

ロハ山付近に棲むブリザードドラゴンの下位種。

体長約3メートル。

口からのブレスと硬い爪、長い尾を使って攻撃してくる。

性格はやんちゃ。

肉食。




「やんちゃって、子供じゃないんだからっ!!。」


「ブリザードドラゴンの子供ですよ。」


「人の子とは違うでしょっ!?。」


クロウの冷静な言葉にもツッコミを入れる大助は、パニクっていた。


【だいちゃん!!。うるさいっ!!!】


ついに太刀に怒られる。


「……だって。」


太刀に怒られ悄気る大助。




あれから大助はクロウと共に宿屋に戻り、これからの事を話し合っていた。

大助にしてみれば、まさか最初のクエストがドラゴンだなんて思いもしなかった為、1人騒いでいた。


「ドラゴン種の中では最弱ですし、月石の為です。」


クロウは大助に向かって、真剣な眼差しで言った。


「でも……せめて最初はスライムとかと戦ってさ……。俺、まだ、どう戦っていいかわからないし、魔法も1つしか……。」


大助は俯きながら呟いた。


「スノースライムならおるぞ?。」


「そうじゃなくてっ!!。」


ダグラスの声に被るように大助は叫んだ。


「怖いんだよ……俺のいた世界じゃ、何かと戦うとかなかったし……死にたくないし。」


大助はそう言うと下を向いたまま黙ってしまった。




「貴方は……馬鹿ですか?。」


クロウの言葉に、大助はイラッときて顔をあげてクロウを見た。

クロウは怒っていた。


「貴方は土下座までして、私に助けを求めたのを忘れたのですか?。」


クロウの強い口調に大助はビクッと身を震わせた。


「私は……貴方の思考は理解出来ませんが、貴方の願いを受けた以上、スノードラゴンごときに殺させません。」


クロウはハッキリと言い切った。


「大体……お主1人で行かせる訳なかろう。……本当に馬鹿なのか?。」


ダグラスは盥から身を乗り出して大助に言った。


【だいちゃん、馬鹿だよね?。】


太刀もカタカタ音をたてる。


「……そんなに馬鹿馬鹿言わないでよ……。」


大助は恥ずかしくなってまた俯いてしまった。


「さて……後は回復役が欲しいのう。」


ダグラスは何事もなかった様にクロウに向かって言った。


「その事なんですが……私の友人の弟子を連れて行こうとは思うのですが……。」


先程とはうって変わって歯切れの悪いクロウ。


「何じゃ?。何か問題があるのか?。」


「……実は……兎族なんです。」


「わしは行かんから、ダイ達だけで行ってこい。」


クロウの言葉を聞いた瞬間、ダグラスは盥の湯の中に引っ込んだ。


「えっと……師匠?。」


大助がダグラスに声をかけるが、反応はない。


「あの……師匠?。」


大助が更に声をかけると、ダグラスは首を伸ばして叫んだ。


「わしは、絶対に、兎族とは行かんぞっ!! 」




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