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go home   作者: フラン
23/36

ー22ー



「……これが俺の武器……。」


大助は手にした太刀を見てそう呟いた。


「これはまた……変わった形じゃのう。」


「全くです。こんな武器、私は見た事ありません。」


ダグラスとクロウは大助が手にした太刀を見て、興味津々である。

暫く3人は太刀に見入っていた。


【……うな】


「「「!!!」」」


その時、いきなり声がして3人はビックリした。

辺りを見回したがこの場には大助・ダグラス・クロウの3人しか居ない…………だが、聞こえた声は3人の内の誰でもない声だ。


【……うなうな】


「「「!!!!」」」


また声がした。

どうやら声は太刀から聞こえるようだ。


「ダイ……お主、何を想像したんじゃ?。」


ダグラスは太刀から目を離さずに大助に問うた。


「な、何って、よく切れて、折れなくて、長さがあって、俺でも使いこなせて、魔法剣みたいに出来て、刀の精霊が「「それだっ!!」……へ?。」


大助が説明している途中で、ダグラスとクロウは声を揃えて遮った。


「ダイ……貴方、その刀の精霊とやらを事細かに想像したんじゃ?。」


「えっ……駄目でした…か?。」


クロウの言葉に大助はしどろもどろになりながら聞いてみた。


【…うなうな。駄目じゃないよ。】


しかし答えたのは太刀。


【ダイが望んだんだし、一緒に頑張るよ。】


太刀はそう言うと大助の手の中でプルプルと震えた


【だから……師匠、先生、ダイの事をよろしくお願いします。】


「ふむ……お主がいいのなら、わしは構わぬが……クロウ、どうする?。」


「…………説明不足だった私の責任です。最後までお供します。」


大助は3人(?)が話している内容がよくわからなくてキョトンとしていた。


「えっと……どういう事なんでしょうか?。」


「大したことじゃない……、ダイ、この精霊の名は何と言うんじゃ?。」


大助の問いにダグラスはシレッとした顔で答え、逆に大助に問うた。


「あの…サユリって名前で…俺の最愛の奥さんと同じ名前なんですよ。」


大助は少しニヤニヤしながら答えた。


「…………気色悪い。」


クロウの言葉に大助はフリーズした。


「大体、人前で最愛とか発言して羞恥心はないのですか?」


「ないよ。」


クロウの問いに大助は迷いなく答えた。


「最愛の人を最愛だと言うのが恥ずかしいだなんて、最愛の人に失礼だよ。」


大助はクロウの目を真っ直ぐ見ながら言い切った。


「「……………。」」


「何、見つめあってるのさ?。」


見つめ合うというより、睨み合っている2人に、颯爽と現れた魔王が声をかけた。


「転送の準備が整ったよ。」


魔王はそう言いながら、爽やかな笑顔を見せた。






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