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go home   作者: フラン
17/36

ー16ー



暫く2人とも黙ったままだった。

大助はダグラスを見ていた。

ダグラスは大助に背を向け、武器や防具を探し続けていた。


「……まぁ、なったもんは仕方ないよ。」


大助がポツリと呟いた。

ダグラスは勢いよく振り返る。


「いや、怒ってない訳じゃないよ。正直、ふざけんなって思ってるし。」


その言葉に俯くダグラス。


「天誠や天飛……息子たちなんだけど、一緒にお風呂入る約束してるし、さゆり……奥さんなんだけど、アイス買ってくるように頼まれてるしさ。」


大助は目を閉じながら続ける。


「大事な家族といきなり離れ離れになって、何だかよく解らない世界に来て……しかも間違えで。」


そこまで言うと、大助は目を開いてダグラスを見た。


「……だけど、怒ったって帰れる訳じゃないしさ。俺は早く家族の所に帰りたいから、今は師匠の言う通りにするよ。」


大助はそう言うとニヤリと笑った


「ただ……とりあえず1発殴らせてよ。」


「お主……。それでいいのか?。」


ダグラスは驚いた顔をしている。


「?。だって、師匠を殺しても帰れないだろ?。」


その問いにダグラスは首を上下に振る。


「だったら師匠を利用して帰るよ。」


「……そうか。…………わかった。」


ダグラスは大助に背を向け暫く黙っていたが、やがてボソリと告げた。


「………必ず、お主を家族の元に帰そう。約束する。」



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