命を懸けた戦い
ザガード先生目線になります
「ごっついなぁ、あれ。」
「ですねぇ。」
「すごいよなぁ。」
バイピクス山の山ろくから俺たちはチカツの森を見下ろしている。
夜空には万を越す竜たちが飛びかい俺たちと同じ一転を見下ろしている。
巨大な赤い竜と同じくクリスが変化した巨大な紫金の虎が森をぶち倒しながら戦っている。
「なぁゴーエン、あの赤いのはお前の弟だろ?クリス相手によく粘るじゃないか。」
「一族ではもっとも力が強いのですが、なにぶん幼いのでして無鉄砲で困ります。もともと敵といっても先に仕掛けたのは父ですし、武人の世界ではよくあること、ただ理性が納得しても感情はそうはいかないのです。ただ危険だからやめろと入ったのですが。」
「危険といってもクリスならちゃんと手加減するだろうが、逆に獣王だけでもクリスには傷一つ付かないぞ。」
ゴーエンは額を押さえながら答えた。
「違うのですよ、ゴーランはまだ幼生体でして。あ、始まりました。」
赤い竜が一声吼えると体がふた回りも大きくなった。
纏う炎がさらに大きくなった。
「あれでも勝てないだろう。」
高速で走る虎に炎はかすりもしない。
シェリーがゴーエンの問いかける。
「竜もエルフと同じ気の生命体だったよね?」
「そうだから困るんだ。」
「わたしも理性では割って入るのは良くないことだと思うんだけど、あれは感情が許さない。」
シェリーは崖から飛び降り、金の鳥となって、紫金の放ったブレスに割り込みっそれを体に受けそのまま虎に体当たりする。
「何でシェリーはゴーランの味方をするんだ?」
「われわれは、気を交換して子孫を残すのですよ。クリスは意識していませんがあれだけ気を打ち込めばば・・次世代の竜帝が生まれるのはありがたいことなのですがいやはやなんとも。」
「ゴーランって男の子だったよな?」
「もともとわれわれに性別はありません。強いほうが男になるだけです。あれを見せられてはね。
上空の竜たちもかなりが雌性体になっています。私でさえむずむずするのですよ。精霊王が一度決めた性別を変えることは有りませんが、本質はわれわれ流と同じです。」
「エッとその、解りやすく言うとあいつらはあれで子造りをしてるわけか?」
「クリスにその認識はないでしょうが相手をいたわりつつ気を放つというのは我々にとってそういうことなんです。ゴーランは途中で体が変化しましたし、シェリーははじめからその気で割って入ってます。」
「なんかばかばかしくなってきたから俺もう寝るわ。」
朝起きたら、二人の少女に挟まれたクリスがいた。
めんどくさいことになってるみたいだがおれは知らん。
生まれるまで10年ほどかかるみたいだからちょうどいいんじゃないか?
第一話終了。
次 不死王の弟子 が終わり次第再開します。




