↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
伏魔の恵  作者: 水前寺鯉太郎


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

45/78

総首領の出陣と、北狄の神弓

第46話:総首領の出陣と、北狄の神弓

 北方異民族・北狄衆(ほくてきしゅう)が極寒の地に築いた強固な要塞――『北狄村(ほくてきむら)』。

 この地を攻略し、北方の脅威を退けねば葦ヶ原の安寧はない。出陣の評定が開かれた際、真っ先に立ち上がったのは、これまで砦の総首領としてどっしりと陣に控えていた長谷川蓋人であった。

「この北狄村の攻略……俺に大将をやらせてくれ」

「長谷川先輩!? 何を言っているんですか!」

 驚き制止しようとする恵太へ、長谷川は優しく、しかし揺るぎない眼光を向けた。

「恵太。お前ばかりに泥をかぶらせ、前線で戦わせるのは首領として申し訳なさすぎる。お前が手に入れた『天書』の導きと、増え続ける仲間たちをまとめるためにも、今回は俺が打って出るべきだ」

 長谷川の背中に漂う、固い覚悟。

 恵太も智也もそれ以上は言葉を挟めず、長谷川率いる先鋒部隊の出陣を見送るしかなかった。

 しかし――北狄村はただの開拓村ではなかった。

 村を守護するのは、どんな遠方の標的も射抜くと言われる神弓の名手――史野恭弥(しの きょうや)。

「葦ヶ原の野盗どもが近づいているだと……? ちょうどいい、あの連中の首領の首を、この矢で貫いてくれよう」

 葦ヶ原軍の進軍の報を受けた史野は、冷ややかな薄笑いを浮かべ、黒い毒弓を手に自ら出陣。

 吹雪が舞い散る北狄村の森深くで、長谷川率いる葦ヶ原軍を狙い撃つべく、恐るべき狙撃の罠(キルゾーン)を張り巡らせていたのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。