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多数派と少数派【お題×2】(ジャンル:コメディ?)







「豚汁は、とんじるだよね?」

「なんだついに頭がおかしくなったか?」



友人の意味不明な発言をけなして楽しむ。すると友人は、とても不機嫌な顔をしながら話を続けた。


「豚丼は、ぶたどんじゃん? とんどん、とは言わないでしょ? 逆に豚汁はぶたじるとは言わないよね?」

「ああ、この話続行なんだ」

「当たり前だろ! ねぇねぇ、なんでなん?」

「知るか」


俺は友人の好奇心をバッサリと一刀両断してやった。 そんなの考えるよりもっと大事なことがあると思うからだ。


「えー? だって、ブタのことをとんとは呼ばないだろ? なんで汁物になると豚汁になるんだよぉ」

「そんなの豚に聞け。 人間様には分からない理由があんだろ」


面倒なことを考えるやつだ。 それはいわば暗黙の了解なんだよ。 豚汁はとんじる、豚丼はぶたどん。 それが正解、いちいち不正解を探す意味もない問題だろう。


「豚が人間の言葉に答えてくれるわけないじゃん!」

「だったら永久に答えのでない問題考えてろ。だいたい楽しいか? そんなこと考えて」

「楽しいよ! だってさ、何かを考えるってそれだけでウキウキしない? 何かを知ろうとするのは人間に与えられた遊び方だよね!」



遊び、ねぇ。 そうは思わないけれど。 てか、だいたいの人がこいつのような考えではないだろう。 ほんと少数の意見だ。 周りを納得させられない意見。 まぁでも……





「たまには悪くないかもな。 意味ないことを考えるのも」

「意味なくないよ!」

「いや、豚汁と豚丼のこと考えても意味なんて……」




「だってさ! 一人より二人なら、出てくる発想も二倍になるじゃん!」



………そうなのだろうか? まぁ、そう言うことにしておこう。



「ねぇねぇ、そんでお前はどう考える?」


「そうだな……… 豚汁だと汗みたいで美味しそうに聞こえなかった、とか?」

「あは! それ、僕も考えたぁ!」




……全然二倍になんてなってねぇじゃねぇか。







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