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快楽転  作者: よるとば
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第66話 開催内容

「まず最初にチラシとポスター作って町中に張り出して・・・」

ふんふん

「泥んこプロレスとかも間に挟んで・・・・」

ふん?

「装備が水着のみとかもいいなぁ・・・ああ・・・夢ふくらむ。」

ふくらんでいくのは夢だけではないようだが

おいといて詳細をつめていく。


イベントとして1週間の間に人を募集して

素材を売って無駄に溜まっていたお金を報奨金とし

カワイイのや強い男女たちに参加を募る。

今回はサキュバス団の参加は無しだ。

それに誰も損しないから参加者は多いだろう。

最後のショー以外は手合わせ程度で募集したから。

着々と中央広場では会場建設ということで

舞台のようなものができあがっていく。


ショタ姉さんはイベントを見届けたら帰るそうで

地上の町の高めの宿に泊まってたまに買い物したり

品のいいアドバイスをくれる。(この町では役に立たない)

マザコン王子は仮面姿でこの町に住むことを希望してきたので

とりあえず事務所内に寝泊まりしている。

王子としての数少ない配下も呼び寄せ一緒になって

町を切り盛りし始めて、自警団のような存在になっていく。

事務所の隣に専門の建物でも作ろうかと言っていて

オタ狼の配下ではないが、結構意気投合しているようだ。


私はたまに適当な店で冒険者の相手をしながら

快楽とこの先の期待に向けてぼんやりとすごしていた。

最初の時は一瞬だった。頭になにかが当たったんだと思うけど

一瞬で世界は私の前からなくなった。

だから今度はその瞬間をしっかりと感じたい。

だから、なるべく痛くしないように、とか思っているオタ狼には

手加減できない程度には歯向かってやるつもりである。

勝たないといけない、と思うと怖いけど

負けてもいいなら怖くない。

失うものなど最初からないのだから。

オタ狼が話しかけてきた。

「最初の世界のお前ってさ、どんなやつだったんだ?」

「知りたい?」

ふふん、と鼻で笑って答えると少し真面目な顔で、ああ、と言われた。

それがちょっと意外だった。


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