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快楽転  作者: よるとば
52/129

第50話 歓楽街

はじめの町・・・に戻ったつもりだったんだけど・・・

前は、1〜2階建ての建物の一階が商店街みたいなとこで

裏に狭い路地の多いこじんまりとした町だったんだ。

100メートルも進めば終わりが見えてきちゃうような。

その周りの裏路地にワルもいてスラムっぽいとこもある小さな町。

でもこの世界の4つの町の中では2番目に大きい方だった。

それほどこの世界は滅亡に近づいていたのに


今目の前に見えるのは明らかに栄えてるよ

それなりの町だよ。ふつうに3階建てとか4階建てとか建ってて

品揃えも豊富。人も豊富。そして多くの人々の笑顔。

思わず目をこする。私方向には自信ないけど

迷子になったことなんて数回しかないから

間違ってないはずなんだけど・・・


そして間違っていないと確信できるもう一つ

その町の入り口から50メートルほど綺麗な舗道があり

小綺麗な事務所の隣にいかにもあやしい宣伝所。

入り口のオッサンがどういう店があってどういう好みなのか

アドバイスしてくれるところらしい。

もちろん女性もOKで男性エルフと飲める店とかあったり

なんか見覚えあるよ。ファンタジー感台無し・・・

ひとまずその事務所へ向かう。

立派になってるけどこれ、最初の小屋だよね?なんでこうなった?


サキュバスの姿のままでノックして入ってくと

働いていた従業員たちが一斉にこちらへ向かって立ち上がり

「「「「オス!!!姉さん!!!」」」」と頭を下げる。

ごつい顔の群れ。明らかに仕切ってるな。

しかも姉さんてわたし? 思っていた方向と違いすぎる。

「お・・・オタ狼は?」

「オタロウ?・・・ああっ ボスのことっすか?

でしたら今はちょうど歓楽街で見回り中っす。」

せっかく色々土産も用意して頑張って飛んできたのに

羽根で飛ぶ速度知らないからかノンビリお遊び中かい!!羨ましい!


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