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快楽転  作者: よるとば
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第40話 竜の谷

歌い出したいのをこらえながら中へと足を踏み入れる。

「誰だ!!」

一歩で見つかった。普通は城の守りは

兵士や騎士だと思うんだけど

清潔重視の白い衣装の男女が行く手を阻む。

「ここで一番偉い人に会いたいのですが?」

「口に気をつけろ!竜姫様は下賤の者には会わん!

すぐにここを出て行け!!」

「では、これだけお伝えください。

転憑依という言葉をご存知ですか?と」


これで反応がなければまぁいっかと思った。

従者の1人がピクリと反応を示す。

あれが重役なのだろう。若く白銀で美しい容姿。

城自体は白が基調となり、教会とか病院が思い浮かぶ。

綺麗であることに異常に固執していそう。

サキュバスとか真逆の存在じゃん。

第六感が死の気配を感じ取る。

直前までドラゴンの一番偉い人と情事を遂げ

恐竜対戦みたいなのを妄想していたが甘かったようだ。

これはけして昨夜映画を見たからではない。

シンゴジラとかすごくネタざんまいで

興奮して悶え狂ったとか起こってない。


例の従者に連れられ城の下賤の者用の風呂場に放り込まれ

徹底的に洗われる。何を言われるかわからないので

角のみ露出し、元の姿で対峙した。


「あなたが、転憑依者ね。

早速だけどライフ、頂くわよ。」

いきなり戦闘準備?!なんの作戦もないよ!

今記憶に残っているのは 自衛隊では無線での通信最後に

〜どうぞ、ではなく、〜送れと言っているという

どうでもいい豆知識のみ飛来し

作戦というものは真っさらだ。どうしよう。

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