第37話 さらば生贄くん
あまりに生贄くんが起きないので
そのままベットを消して連れて行こうとしたら
「わあぁぁん、僕のベットがあぁぁぁっ!」
泣き出してしまった。元の年齢いくつだこの子。
ベットを出す代わりにと宥めて色々聞き出す。
まず共通点は現実逃避らしい。
少年は日本では朝から晩まで塾や習いごとの詰め込み。
100点は当然で、それ以下だとひどく叱られた。
段々と人形のように心が凍っていき現実逃避するようになった。
死んだような毎日が続く中終わりが来たらしい。
その時のことはよく覚えていないそうだ。
そしてこの体の元の生命は封印されていたため
心を逃避させることで長い時間を耐えてきた。
反対の部分は行動力の有無。
長期の封印に渡り寿命がきたところを
自由を得られる、という点から器は魂を受け入れた。
ただし予想外だったのは眠ることへの執着が
異常に強かったのだ、その少年は。
水晶から出られることを確認した少年は
10分ほど周囲を探索した後
これ以上寝る場所はない!と結論をつけ水晶に戻った。
なんで?なんで??っていう中身の魂の叫び虚しく
睡眠を取り続けたため、迷った旅人の生命力は
睡眠の霧により生贄くんに運ばれ次々と魔力のみ蓄えて
ただ寝続けていたそうだ。
眠れればどこでもいいということで
ショタ姉さんが最高の寝床を用意すると約束し
連れて帰ることになった。
水晶はくれるって。外せないよって言ったら
ショタ姉さんのファイト一発の拳で崖を粉砕した。
人1人入れる水晶、ありがたくステータス内の
ボックスへ移動してサキュバス団に転送する。
なんかに使ってもらえればいいなと思う。




