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快楽転  作者: よるとば
38/129

第36話 トモダチ

ショタ姉さんは文字通り飛んできた。

本当に早かった。はやぶさより、ひかりより早かった。

「リアル天使!!金髪!碧眼!この子を頂けるの?!」

(半目で熟睡してる。目が大きいせいだろうか?)

「え、ええとですね・・・。その、起きないと

どうにもこうにもわからないです・・・。」

現在わたしの外見もショタです。

長めの黒髪、細い手足で体育座りをして待機していたら

空から巨大コウモリっぽいものが飛来してきて

着弾する!!と思ったら青い霧からショタ姉さんがでてきたのです!

垂涎の顔というのはこんななんだね・・・。

触れられない!起こせない!寝てる姿も神!!というので

この機会に色々ショタ姉さんと会話をすることに。

身近に生贄くんがいるのできっと大丈夫!!


「一応この子も日本から来た転憑依者らしいんですよ。

あと、実は私、最初に会った外見のほうが本当の私なんです・・・。」

「え・・・?」

「精神的な性別は女でして、でも中身は正直

男でも女でもないです。サキュバスとインキュバス兼業で

相手の望みの外見で誘惑して籠絡することで生活しています。」

「望みの・・・外見?!」

なんか食いついた。

「た、ただ生活の糧的なものなので

無限に欲望を叶えるわけにはいかないです!!」

元の姿へと戻ってみせる。

「そう、騙していたのね。」

やや冷たい視線に変わる。生贄くんがいるんだから勘弁して・・・

「仕方ないわ。この天使様こそ本物だということね。

わたしの目が悪かったみたい。

あなたのことは殺さないでいてあげる。

代わりに私たちは、じゃあ、とっ、友達、ね!」

なにやら顔はそっぽを向いているが

手を差し出して握手を求めてくる。

私という存在が生を成して以来、初めてツンデレな友達ができた。

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