第34話 髑髏渓谷の主
だんだん奥に行くほど緑っぽい霧が出てきた。
足元が危ない。何かに足を引っ掛けて
転倒・・・せず前周り前転をし、最後にポーズを決めた。
特に意味はない。
「何にひっかかったん・・・これっ人間?!」
ものすごく死んでる、じゃなくて
よくよく見るとヨダレを垂らしたり
イビキをかいている奴もいる。
どうやらこの霧は睡眠の効果がある様子。
そりゃみんな帰ってこないわ。
きっと勇者とかすごい人にしか打ち破れないだろう。
実際こちらも魔力が流れ出ていくのを感じる。
霧自体が意識的に魔力を吸い出している。
これは手早く確認しないと!
走って渓谷奥までたどり着くと
巨大な紫の水晶が崖にはまった形で
設置されていてその中に
人間らしき少年が浮いている。
コンコンと水晶を叩くとゆっくり目を開け
また目を閉じた。・・・おい!
ガンガンと今度はしっかり叩くと
気だるげに少年が水晶の膜を移動して出てきた。
水晶を出た瞬間に見えるステータス。
名前:リュウ 種族:不死鳥 職種:転憑依・不死 攻撃力:300
おお〜、出た出た。でもショタかぁ・・・
しかも背中に羽根あるし、不死鳥・・・天使じゃダメなの?
でもちょうどいい。吸血鬼のショタ姉さんと会わせれば
死なないしいくらでも吸えるショタ。完璧じゃないか!
私はお役御免となれる。さっそくこの少年を懐柔せねば!!
「こ、こんにち「眠い!!!」
ファーストコンタクト失敗!!いや成功させるの無理じゃね?




