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快楽転  作者: よるとば
35/129

第34話 髑髏渓谷の主

だんだん奥に行くほど緑っぽい霧が出てきた。

足元が危ない。何かに足を引っ掛けて

転倒・・・せず前周り前転をし、最後にポーズを決めた。

特に意味はない。

「何にひっかかったん・・・これっ人間?!」

ものすごく死んでる、じゃなくて

よくよく見るとヨダレを垂らしたり

イビキをかいている奴もいる。

どうやらこの霧は睡眠の効果がある様子。

そりゃみんな帰ってこないわ。

きっと勇者とかすごい人にしか打ち破れないだろう。

実際こちらも魔力が流れ出ていくのを感じる。

霧自体が意識的に魔力を吸い出している。

これは手早く確認しないと!


走って渓谷奥までたどり着くと

巨大な紫の水晶が崖にはまった形で

設置されていてその中に

人間らしき少年が浮いている。


コンコンと水晶を叩くとゆっくり目を開け

また目を閉じた。・・・おい!

ガンガンと今度はしっかり叩くと

気だるげに少年が水晶の膜を移動して出てきた。

水晶を出た瞬間に見えるステータス。


名前:リュウ 種族:不死鳥 職種:転憑依・不死 攻撃力:300


おお〜、出た出た。でもショタかぁ・・・

しかも背中に羽根あるし、不死鳥・・・天使じゃダメなの?

でもちょうどいい。吸血鬼のショタ姉さんと会わせれば

死なないしいくらでも吸えるショタ。完璧じゃないか!

私はお役御免となれる。さっそくこの少年を懐柔せねば!!

「こ、こんにち「眠い!!!」

ファーストコンタクト失敗!!いや成功させるの無理じゃね?

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