第33話 大工よ羽ばたけ!
ひとまず大工さんたちにははじめの町に行ってもらった。
(当然面接と称してそれぞれ配下にしました)
もちろんオタ狼には通信してあるし
新しい暗号「◯ルス」に対し「目がっ 目があああ」を今回は使った。
でも正直暗号である意味がない。
だってはじめの町では公共事業をとおして
オタ狼が町民から厚い信用を得て
現在町長となったそうだ。なんでやねん。
最初は400人の町だった。内訳:町民300 犯罪組織等60 その他40が
今や町民500人(元盗賊含む)一丸となって
町の発展を目指しているらしい。
オタ狼曰く、異世界知識の出番っす、と言っていたので
なにかしたのだろう。楽しそうでなにより。
プロの大工が行くことを伝えてなるべく楽しい花街になるよう
デザインの創意工夫を依頼した。
鏡張りとか?回る寝台とか(古いがこの世界なら新しいだろう)
当然風呂も必須だよね。和風でも洋風でもいいし
町民一丸となっているなら衣服を作れる人に依頼し
コスプレ系も充実させたい。
大工が辿りついたらスラムだった秘密基地は経営事務所とし
町から少しずれた場所に花街を作るよう指示してある。
二つの町を作るイメージだ。シーとランドな感じ。
ショタ姉さんには二日に一回連絡をとっている。
初めは出発後5日目くらいに通信したら号泣された。
天使降臨!!とか言って周りから祈りを唱える声まで聞こえた。
これで一週間や10日あけた日には本気で宗教化してそうで
怖いので二日に一回にしてなるべく普通の会話を心がけている。
そして現在私は髑髏渓谷に向かっている。
髑髏の岩は恐ろしいけれど渓谷自体は自然に溢れて
とても綺麗なところだった。
帰ってこれないような雰囲気でもないけどなんだろう?
奥の方に嫌な気配が広がっているのを感じた。




