第12話 取り立て屋
「オウオウ!最近かせいでるのはここの店だな!」
「マッサージで俺たちをほぐしてもらおうか!
ついでにショバ代よこしな!!」
気づくとさりげなーく私の施術は口コミで広がっており
なんとなくいい場所として名が広がっていたらしい。
さらにあんな低価格で運用しているなら
裏の仕事もなんかやってんだろ的に思われたようだ。
ある意味あたりだが。
さっそく私はこっそり相手のステータスを覗き見る。
全員よわそう。
この数週間、マッサージ(という名の搾取)により
スキルの利用経験を積んだ。
桃色ワールド後の相手は男女問わず、勇者スキルで
配下扱いとなり、詳しいステータスチェックができたため
色々見ているうちに簡単なステータスなら
桃色前でも確認できるようになった。
スキルとかでなく基本ステータスのほう。
名前・種族・職種・攻撃力程度だけど。
で、その現れた怪しい6人の中に1人いました。
名前:ギエイ 種族:獣人 職種:転憑依・盗賊 攻撃力:600
きたきたぁ!2人目のお仲間!とりあえず話がしたい!!
「まあまあお兄さん方、サービスしますから!」
被っている布切れを脱ぐと、その下に現れるのは妖艶な美女。
この世界の平均的な男性の理想像を割り出した結果がこれだ。
けっこう男性たちはこういうところでは
手慣れたお姉さんを選ぶ傾向があるようだ。
ちなみに女性がマッサージを受けに来た場合
大抵イケメンに変身して対応すると普通のマッサージだけで昇天する。
女性のほうが妄想たくましいんだね。




