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快楽転  作者: よるとば
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第125話 赤い猪の次の手

獣人の3倍はあるような土猪たちは一挙に急所をつかれ

絶命していく。といっても土塊に戻ってしまうだけだが。


『面白い!面白いぞ!小さきものよ!!ではこれでどうだ』

再び鳴き声をあげると、そこには今までの土塊のあった柔らかい場所が

すべて流砂へと変わる。何人かが飛び損ねて流砂にはまる。

この世界にもあるのだろう。流砂にはまってしまったものは

一様に絶望的な表情で抜け出そうと足掻き

仲間の助けにすがろうとしていた。


「全員、足掻くな!俺を見ろ!!」

オタ狼の一言で全員がピタリとこちらを見る。

完璧な統制だー。すんご。


「流砂はな、足掻くほど飲み込まれるし

助けようとするほど仲間が犠牲になる!

抜け出し方を今から教えてやるから

はまってないやつは次の敵の行動に備えろ!」

オタ狼の冷静さに救われた配下たちが体制を整える。

流砂にはまったものたちは少しずつ体を横に伏せて

抜け出し方を実践しだした。


「オタ狼、なんでこんなこと知ってんの?」

「外人のサバイバル術の動画を網羅したからだ!!」

自信満々です。これは地球の知識らしいです。


赤い猪への対抗をする半数近く減った配下を相手に

猪は足をふみ鳴らす。どう見ても突っ込んで来る気だ。

ああ、ボーリングになっちゃうよ!

背後にはまだ流砂から脱出しきれていない仲間たちがいる。

たぶんピンチ?だピンチ!!


オタ狼がその時地上に降り立った!

オタ狼ヒーローっぽいな。ショタ姉さんとここは見守ってあげよう。

「よくやった!あとは俺にまかせろ!!」


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