第122話 巨大怪獣 vs 獣人集団
すっきり忘れてサイカラしてもうた。
粉雪おもろい。
大型魔獣は大小合わせると12匹ほどだ。
この近隣に潜むもので一定以上の強さを持つ魔獣を
おびき出してきたようだ。
ある程度の力をもつ魔獣は敵の力を見極められる。
そうするとジワジワと殺しにかかってくる毒霧を相手に
ただ死を待つよりも移動出来る限り移動して
ここに集結するに至ったんだろう。
魔獣にとって獣人は虫や小動物レベルだ。
目にも入らないと思うんだけど…?
獣人部隊は一定の人数で集まり騎馬戦のような形をとると
全員が唱えた。
「「「合体!!」」」
それぞれが5人一組で大きめの獣へ変化した。
蛇や狼、幻獣系も充実している。めっちゃ忍者じゃん。
「オタ狼…これ…。」
「すごいだろ?獣人は元々差別から逃れるため
昔から変化術は基礎能力として出来るよう育てられてんだよ。
昔は奴隷狩りもあったんだ。お前は性に対して
正直すぎるから差別そのものがもう理解できないかもしれないけど
今だって、お前が来るまで獣人はやっぱり獣扱いだったよ。
お前と出会った頃の俺は盗賊だっただろ?
村なんて危険で作れねぇし、上下関係が強いせいで
大事な家族なんて思えたことなかった。
この体の元の持ち主もな、いまこうして纏まってるのが
不思議で仕方ないようだぞ。」
「ふーん…?」(難しいことわかんね)
とりあえずわかったような顔をする私を
仕方ないものを見るような顔でちらりと見てため息をひとつ。
「まぁ、本気で統率のとれた獣人集団の凄さを
しっかり目に焼き付けてくれよ。」
ニヤリと笑うオタ狼であった。




