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快楽転  作者: よるとば
122/129

第120話 それぞれの中級スキル ―ショタ姉さん―


とうとうきた。鼻息が荒くなるのを必死で抑える。

さっきサキュバスの血を飲んだ時は自制が大変だった。

だってスッキリ忘れていたけれどあの人体液がもう

催淫効果を持っているんですもの。

慌ててオタ狼の元に戻ったし吸血鬼だからこその

ある程度の濾過能力で効果に対抗はできていた上に

目的がしっかりしていたから自分を見失わずに済んだ。


だって!!だってあの天使様に触れることができる。

理想の男の子を味わえる。人生のご褒美。

今日が人生の最高の日。一生忘れません。

完璧なわたしの姿で、天使様の前に立つ。

カゴに座る天使。サラサラの髪で美しく微笑む。

愛してます、じっくり味あわせていただきます。

首元に口付ける。そっとやさしく滑らかな肌に牙を当てる。

すこしくすぐったそうに身じろぎするけれど

逃がさないわ。吸血鬼の本能が叫ぶ。

これこそが至上の快楽也。

その柔らかい肌に牙を突き立て吸い出す。

それはやはり、甘く愛おしく体に染み渡った。


<ステータス>

職種:転憑依・嫉妬の微笑・《色欲》の共犯者

残ライフ:◯

追加ライフ:◉◉◉(上位龍①・サキュバス①・不死鳥①)

魔力:25000 体力:20000 攻撃力:8000 防御:7500

初期スキル:感情操作・火炎地獄・桃色ワールド・睡眠濃霧(錯乱補正あり)

中級スキル:妄想支配


この新しく得た能力をどう使っていくか

練習していないけれどきっと

天使様の優しさは無駄にしません。

絶対に勝ってみせる。

わたしはそう強く誓った。


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