第115話 共闘希望
オタ狼と一緒に救出していき段々人の気配は地上から消えていく。
力仕事ができるオタ狼は馬車で走り回っている。
馬車はピンクの靄に包まれており
苦渋の声をあげていた人々は今度は
悩ましげなため息に変わっている。ごめん、ごちゃ混ぜだけど
色々とアレだけど仕方ないよね!
この町にいる人はむしろラッキーすけべってことで諦めてください。
そんな馬車を引いているオタ狼の見た目は
シュールだけど助ける速度は一気に稼げている。
ありがてぇ ありがてぇ。いや、所詮家畜やし。
私別に善人とか目指してないしって誰にツンデレ目線だ自分。
少し涼し目の深夜だったせいか締め切っている屋内への毒気は
そこまでまだ浸透していないようだった。
声のしない家は後回し。だいたい泣いてるか叫んでるから
在宅だとすぐわかるのだ。高級住宅街は静かだ。
あと夜中でこの町にいて、ふつうに寝てるのは大体
明け方から仕事しだす市場の出店をやってる商売人が多いのだ。
今の時間は・・・えーと、夜中2時くらい?
時間の感覚ないからわかんないんだけど
冒険者と宿に入ったのが0時すぎたくらいだから
たぶんあっていると思う。
そして私はきっと一番戦力があると思うんだけど
魔力がもう底を尽きかけている。
誰かが私を殺って能力値をリセットさせること。
それから誰かが誰かのライフをそろえて
一緒に対抗してくれることが必要だ。
通信で一斉に転憑依者に叩き込む。
ピンクの力を得れば地上に出れるから
オタ狼、私、あとほかの誰かに協力してほしいこと。
もしここが全滅したらたぶん追われる一方な気がする。
何か目的がなきゃ来ないだろうし
ここまで攻撃してくるなら明らかに全員にとって敵だから。みんなに、託すよ!!




