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快楽転  作者: よるとば
112/129

第110話 奇声


遠くから叫ぶ声が近づいてきて

まどろんでいた私は起き上がった。

今日は冒険者の数人と励んで充足していたのだが

(冒険者は息も絶え絶え)

温泉の満足感がすごすぎていつもより少なくて済んだ。

そうです、日頃から毎日キノコを貪るのが日課です。


男女共に同じように泣き叫ぶ声や恐怖の絶叫

さすがに異変があることくらい気づくよね。

起き上がって外に出ると地上のほうから流れこむようにして

叫ぶ人々が走ってくる。

上から煙のようなものが入り込む。

ヤバイ、これ毒だきっと。

かといって封鎖して地上人を死なせるわけにもいかんので

ピンクの霧で入り口から空気の侵入だけ止める。

見に行かないとまずそうだな・・・。


オタ狼とマザコン王子に連絡を取ると爆睡してたらしい2人だった。

<<んあ・・・?な・・・なんだ?? あ、ニャンたんそれとって>>

お気に入りの獣人とお泊りらしいオタ狼。幸せやんか。


<<ふがっ あ?ああ、なんだこのうるさい声は ??>>

<<全員集合!!!>>(ショタねえさん、ひな、りゅうくん含む)


全員で入り口に集合する。

りゅうくんはカゴ入りだ!!


「これは・・・一体なんなの?!」

「あ、あぁぁぁぁ、いやぁぁぁ。」

「ひな?! どうしたの??」

「とにかく地上に向かおう!!町の人たちは見捨てられない!!」

「待て、この霧の正体もわからないまま行くな!

特に俺のような獣人が出たらまずい、鼻効きすぎるからわかる。

この霧は間違いなくなにかの毒だ!!」


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