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繋いだ手を離せなくてごめんね
その夜、私もあの子も一緒に居られる最後だと考えていた。
今更話すこともないようにおもえたけど、月のとなりに光る金星がいつまでとなりに居座っていられるのか賭けたり星雲の上を歩いているポセイドンはきっといつか足を掴まれて溺れてしまうだろうだって水も大地もないのだからとそんな取り留めのないことを話した。
そんな夜に、彼らは私たちの家に来たのだ。
彼らは私たち2人を買っていった。
私がもっと高かったらあの子は売られずにすんだのに。
私は自分の不幸も恨めしかったがあの子を助けてやれない自分が死ぬほど悔しかった。
神様は全然、優しくない。




