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確かに不幸だったけど、あなたがくれた幸せもあったの

私たちは鉱山で働かせられるようになった。

子どもは鉱山で働かせるには丁度いい大きさらしい。

私たちは使い潰しのきく程のいい道具だった。

私たちは食事も休息も満足に与えられず働いた。

日に日にあの子は弱っていって、用済み部屋に入れられた。

私はまた彼女を助けられなかった。

私はどうにか病気の振りをして自分も用済み部屋に入った。

彼女はもうやせ細って喋るのも辛そうだった。

私は彼女の手を握ることしかできなかった。

彼女の背をさすろうとすると、それだけで弱った皮膚が剥がれてしまいそうだったから。

私の体をただただ、しんとした悲しみが包んでいた。


彼女は死んだ。












彼女を食べた。ぺろり。












私はみんなを愛していて、一等あの子を好きだった。

だけどもう人間は嫌いだ。

あの子も私も人間だったけど、私はあの子と一緒になってしまって、あの子を食べた私はきっと人間じゃなくなった。

あの子と一緒になったから、私は幸せにならなくてはいけない。

彼女を幸せにする。大嫌いで死にたい私は、大好きで優しいあの子になる。


私は愛する動物を食べる。

なぜなら愛してるから。

私は人間を食べることは一生ない。

だってもう大嫌いだから。

題名はあの子の気持ちです。

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