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087⚫️’ユキカゼ’と四二人の仲間たち
「う〜ん・・・。どこにいるかもわからん船か。これは厄介だな。」
「先輩。’魔界のカラス’と自称して、博物館展示の航空機を無理やり操縦して、わたしの海上艦に、これまた無理やり乗り込んだのは・・・どなたでしたっけ?」
ボビーがにこやかに続ける。
「どこにいるかもわからない我々の潜水艦の位置を嗅ぎ当てた、バーバラ大佐の能力に期待しています。」
マチルダが冷静に言った。
「では、ユキカゼ、発進する。」
艦内に歓声が湧き上がる。
技術長シロー・K・ユキムラ。
その愛弟子アイリ。
船医サトウ・サケゾウ。
総勢、四二人を乗せて’ユキカゼ’は音もなく出港した。
赤い酸の海を進む黄色い船体。
向かう先は、
いまだ姿を見せぬ’幽霊船’である。




