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006⚫️うってつけの仕事
ショーンは成長するにつれ、
年齢に似合わぬ大きな身体のせいで因縁をつけられることが増えた。
幼い頃は「女の子みたい」と言われていた彼だが、
その奥には、両親や祖父母、
いや、もっと遠い何かから受け継いだ力が潜んでいた。
怪我をしても治りが早い。
病に倒れたこともない。
ある日、年長者に絡まれ、
思わず突き飛ばした瞬間・・・背後の’連れ’ごと吹き飛ばしてしまった。
その日を境に、ショーンは地区でも一目置かれる存在となる。
当然、’ファミリー’からも声がかかった。
だが、彼の優しさはそれを良しとしなかった。
母が倒れた時、彼が選んだのは’バトラー’だった。
見た目以上にタフで、剛力があり、敏捷性にも優れる。
武術も格闘技も不要。
本気を出せば危険だから、彼はいつも力を抑えていた。
・・・もし、我を忘れてしまったら。
その漠然とした不安は、いつも彼のどこかにあった。
それでも、自分がどこまでやれるのか知りたいという衝動は消えない。
バトラーは、当時の彼にとって、まさに’うってつけの仕事’だったのである。




