↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
44/95

048⚫️見送る者たち

ついにレグナス王は、新造艦隊を出港させる。

自ら旗艦 ’ファルマ・ザ・グレイト’ に乗り込み、超人兵を従える。

旗艦の背後には、夥しい数の艦艇が静かに列を成していた。

夜明け前の港には、マストの国旗のはためきと兵の足音だけが響いている。

出港前にレグナスは万全の準備を整えていた。

ダレオレの長子を筆頭に、有力貴族たちの子を’新兵’として同行させているのだ。

王の不在中に反乱の兆しがあれば、彼ら彼女らは確実な人質となる。

イイスギは’風の軍団’を国内の要所へ潜ませ、

砂粒ほどの不穏すら見逃さぬ体制を敷いた。


かくして艦隊は動き出した。

公国までの海路にどれほどの暗礁があろうと、

たとえ海の怪物が潜んでいようと、もはや問題ではない。

その自信は、根拠なき虚勢ではなかったのである。

レグナスは高らかに号令する。

「行くぞ。公国海軍、恐るるに足らず。我が力を示してやるのだ!」

錨が上がり、艦隊は海面を滑り始めた。

その出港を、残された臣下たちが見送る。


だが、見送ったのは彼らだけではない。

遥か上空。点ほどにも見えぬ三機の’ゼロ号’もまた、

静かにその姿を見届けていた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。