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五丈原にて諸葛亮を救い、その義子となる  作者: ほしかわ さとる
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御苑に溺れを拯う(下)

御苑に溺れを拯う(下)

一度、二度、三度……私は数を数えながら、汗が額から池の水へ滴り落ちるのを感じていた。このリズムは、千年後の模型人形の上で千百遍も練習したものだ。あの頃はただ試験のための課題としか思っていなかった。だが今、掌の下にあるのは、確かな一つの命。一分の差も許されない。

三十回押すごとに、一瞬手を止め、身を寄せて二口气を吹き込む。死神と秒数をめぐって値切っているようなものだ――死神が奪おうとすれば、私は渡さぬ。池の水は冷たく、膝の下の青石は痛いほど当たる。それでも私は半歩も動けなかった。この身は今、ただ一つの念のために生きている。一口の息を、彼女へ渡すために。

最初の三十対二を終えても、反応はない。二巡目、胸郭はまだ動かない。私は歯を食いしばり、三巡目――二十数回押したところで、彼女の喉が急に引き攣り、「ごほっ」と半口の濁水を吐き出した。胸郭がようやく自ら起伏し始める。細く弱々しいが、確かに息をしている。彼女の手が無意識に私の袖口を掴んだ。溺れる者が本能で、もう離すまいとするように。睫毛が震え、開こうとして、力尽きてまた垂れる。一滴の涙が池の水と混じって鬢を伝った。

私はほとんど脱力して後ろへ坐り込んだ。靴の縁から水が滴っている。彼女はまだ昏睡しているが、呼吸は戻り、頸側の脈も細く打っていた。太医が駆けつけた時、私はすでに外袍で彼女を包み、横向きに寝かせていた――側臥位にして、残った水が再び肺へ入らぬように。この方法は簡単だが、最も肝心だ。人は救い出された後、池の中で死ぬのではなく、救出後の再びの噎せで死ぬことが多いのだから。

「姫様の脈は弱いながら、息はすでに続いております。命は取り留めました」と老医官は診た後、長く息を吐き、私に深く一揖した。「先生、先ほどのあの按压と吹気の術は、どちらの秘伝でございましょう。老朽、医を業として数十年、かような起死回生の術は見たことがございませぬ」

「秘伝というほどでは」と私は彼を支え、多くを説明しなかった。この方法を口にすれば、千年後の名は満殿の猜疑を招くだけだ――来歴不明の布衣が、どうして帝王家の救命術を知っていようか。

公主が再び目を開けたのは、半盏茶の後だった。

彼女は長い黒い夢から浮かび上がるように、睫毛を震わせ、まず虚ろに軒先を見やった。やがて、ゆっくりと、私の顔に視線を落とす。その眼差しは静かで、驚きも怯えもなかった。溺死の縁から引き戻されたばかりの子なら、慌てるのが当然なのに、彼女にはそれがなかった。その静けさは、劫を経て初めて醒めた者の奇妙な清明さで、水底から浮かび上がった者がまず確かめるのは、誰が手を差し伸べたか、ということなのだ。唇が無意識に抿られ、感謝の言葉を飲み込み、もっと重い何かに換えようとする。指先はまだ褥の角を掴んで離さない。その眼差しは、目の前のこの顔を、一筆一筆、記憶の最も深いところへ描き込もうとしているかのようだった。私はまた、彼女の濡れた袖口に五爪の小龙が刺繍されているのを見た――後宮の公主だけが許される紋様だ。そこで彼女の身分を悟った。劉禅の娘、公主劉昭である。だが口には出さなかった。

十三歳の公主劉昭は、すでに目で人を覚えることを知っていた。

「あなたが……」と彼女は口を開き、声は紙やすりで擦ったように嗄れていた。「水の中で、私を引き上げてくれたの?」

「まあ、そういうことになる」と私は立ち、軽く拱手した。

傍らの小皇子はずっと顔を上げて私を見ていた。そして、私の濡れた袖の裾を引っ張り、澄んだ声で問うた。

「お兄ちゃん、名前は何て言うの?」

私は彼を見下ろした――七歳ほどで、目が驚くほど輝き、少しも人見知りしない。思わず笑って言った。「先に君の名を言いなさい」

「僕は劉諶!」と彼は小さな胸を張り、私が忘れぬよう、さらに一言添えた。「僕は皇子だ!」

劉諶。後主の膝下の皇子。この子は後に北地王の封を受け、劉氏の諸子の中でも最も血気のある一人となる――それは後の話だ。今の彼はただ、目の前の濡れたお兄ちゃんが、姉を水の中から引き上げたことだけを知っている。

私の本名は小林弘正。扶桑の海辺の小さな町で生まれ育った名だ。だがこの名を千年前の漢家の宮苑に置けば、どうにも座りが悪い。東洋から来た姓がこの殿宇の間に落ちれば、まるで間違って生まれ変わったようで、二三言も交わせば来历を問われる。私は少し躊躇し、軽く答えた。

「僕は諸葛雲という」

――これは半ば真、半ば偽だ。諸葛雲は義父の養女で、私と同じ師門にあり、偽りではない。だが今この名を名乗るのは、乱れた局面での口実に過ぎず、一人の公主と一人の皇子に私の真名を覚えさせる必要はない。弘正であれ、後の諸葛弘正であれ、今の宮闈でこの水に落ちた二人の子と関わりを持つべきではない。偏殿では、本物の諸葛雲が胸の傷を押さえて休んでおり、自分の名が今、落水した公主を救い、小さな皇子を安心させるために借りられたことなど、露ほども知らない。ましてこの名には元の持ち主がいる――いつの日か彼らが本当の諸葛雲に会えば、さぞかし首をかしげるだろう。水から人を救ったのは明らかに男だったのに、どうして二人目の「諸葛雲」がいるのか、と。

その時の驚きは、後の話に取っておこう。

だが彼女は極めて真剣に頷いた。顎の線がきつく張り、誰に見せるでもない誓いを自分に立てるかのようだった。目の奥の水の光を、彼女はぐっと堪えて、落とさなかった――十三歳の公主はすでに、人の恩は泣いて返すものではなく、覚えて返すものだと知っている。まるで「諸葛雲」の三字を胸の奥に烙きつけようとするかのように。

「覚えたわ。父皇の公主は、決して恩をただで受けることはない」

そう言う時、彼女はまだ宮人の腕に寄りかかり、顔色は蒼白かったが、その生まれながらの傲気は、すでに先に立っていた。彼女は私を見上げ、その眸には年齢を超えた慎重さがあり、口元はごく淡く、倔強な弧を描いていた。まるで言っているようだった。あなたは私を救った。このことは忘れない、と。私はふと可笑しくなった――たった今、鬼門関を一巡した者が、目覚めて最初にすることは、恩を記し、名を記し、借りを記すことだ。この性分は、どこか彼女の父がかつて孔明に初めて会った時の倔さに似ている。

宮人たちに支えられて立ち上がった彼女は、二歩歩いて、また身を側め、振り返って私を見た――その一眼には子どもの甘えではなく、何かを認めたような、重い執拗さがあった。夜風が半ば濡れた鬢を煽り、彼女は手を伸ばして直さず、ただ私を見て、口元がそっと動いた。心の中で「諸葛雲」の三字をもう一度念じたかのようだった。

宮人が回廊の角を曲がるまで、その眼差しは灯影に遮られなかった。その一眼は軽かったが、重く響いた。まるで言っているようだった。私はあなたを見つけるわ、諸葛雲。

宮人たちは千恩万謝し、私の名を記録に残そうとしたが、私は手を振って断った――落ちた子どもの命を、恩典に換えるべきではない。私はあの藕荷色が灯火に次第に呑まれ遠ざかるのを見送りながら、ふと胸の内が動いた。あの子のさっきの眼差しの水の光は、明らかに本気だった。彼女が覚えた「諸葛雲」の三字が、いつの日かどんな因果を引き出すか、知れない。

私は池の辺に立ち、水の滴が靴の縁から一つ一つ石の隙間へ落ちるのを聞いていた。さっきの按压と吹気は、千年後の方法で、千年前の人命を救った。私はふと義父がよく言っていた「一人救えるなら一人を救え」という言葉を思い出した――昔はただの慰めと思っていたが、今夜初めてその重みを覚えた。一つの宮苑、半池の冷水、まだ十三歳の子ども。この乱世で、最も護られるべき一点の温もりだ。義父は全身全霊で蜀漢全体を救おうとし、私はたった今、一人の落水した子どもを救った。だが所詮、社稷とは、この一人、あの一人、生きている人間のことではないか。今夜のこの一件、私は義父と別の池で、同じものを救っている。

回廊の突き当たりから、内侍が急ぎ足で来て、数歩のところで足を止めた。

「弘正先生、陛下が黄皓の参内を宣されました。速やかに殿中へ戻り、問話に備えよとのことです」

私は濡れた衣の裾を整え、最後に太液池の水面に碎けては集まる月の光を見て、身を翻した。

背後で宮灯が遠ざかる。公主のさっきの眼差しの水の光は、まだ心に残っていた。

――この二十年遅れの対質が、ついに始まる。

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