覚悟
僕が研究所で手伝いをしていると、ヨツハが必死の形相で駆け込んできた。
「リック、ルースさんが!!」
僕はヨツハと共に急いで家に帰る。
すると、家は書斎の部分が半壊していた。
「ルース兄様!?」
ルース兄様がいる部屋に入ると、ルース兄様は黒いあざを全身につけてぐっすり眠っていた。
帰ってきた僕を見たミケアは泣き始めてしまった。
「リ、リックお兄様、ルースお兄様が~!!」
そこに、傍に控えていた執事長の方が事情を説明してくれた。
「……なるほどですね……アクマと名乗る奴に……」
「急いで回復魔法の熟達者や医師に救援を要請したのですが、誰もがお手上げ状態で……」
どうやら、ルース兄様の体を巡っている黒いあざは、ルース兄様の命を蝕んでいっているらしく、事態は一刻を争うらしい。
しかし、前例が一切なく、どう処置をしたらいいのか分からないそうだ。
「しかも、皆、『悪魔に呪われた人間にうかつに触れたら、呪いがうつるかもしれない』と、戦々恐々でして……」
「一体、どうすれば……?」
こうして考えている今も、ルース兄様の容態は悪化し続けている。
しかし、どうすればいいのか、手の打ちようが無いのも事実。
その場にいた皆で考えていると。
「……私に一つだけアイディアがある」
とヨツハが恐る恐る言ってきた。
「私の魔法だったら、もしかしたら治せるかもしれない」
「何ですとっ!?それでしたら!」
「でも、今の魔力じゃ絶対的に足りないの!」
「……え?」
「ルースさんを治す魔法を作るとして、必要な魔力は、100億」
百、億?
僕は、自分の持っている魔力を確認した。
そこには8000万しかない。
執事長も、ミケアもその余りの莫大さに絶句している。
「そんな魔力、世界中かき集めたって……」
「……いや」
僕は、ぐっと拳を握った。
迷ったり、怖がったりしている場合じゃない。
ルース兄様を助ける為に、全力を尽くすんだ。
「執事長。ルース兄様の容態は、後一時間持ちますか?」
僕がそう聞くと、執事長は、コクリと頷いた。
「……今晩が峠だと言われております故、大丈夫です」
僕はルース兄様の方を一瞬見ると、最大限集中し、マジッカー・クリッカーを開いた。
「今から、全力で100億用意します。だから、ルース兄様も頑張って!」
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