表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
マジッカー・クリッカー!~魔力が回復しない世界で僕は無限の魔力を手に入れる~  作者: 青猫


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

54/64

終了後

「やったな、リック、テト、ルヴェ!」

「やりました!!」


そう言って跳んで喜んでいるのは、ワンド君とテトさんである。


「おめでとう、四人とも」


そう言って、トキシックさんもお祝いしてくれている。


「最優秀賞は取れなかったけど、一年生にしては十分な成績だと思う。ワンド君とテトさんは、衛士系統の職に就くのが夢なんだって?いい実績だと思うよ」


そう言ってトキシックさんは笑った。


「まぁ、最優秀賞は狙いたかったけど、あれはあれですごかったね……」


最優秀賞の発表は、なんとルース兄様とミュリエルさんの発表だった。


その研究内容は、なんと、「少ない魔力で広範囲の魔物を攪乱する」というもの。


研究内容としては、電気の魔法を基盤とした超広範囲への麻痺魔法という物。

ラインスト公爵家の人物が電気魔法を使うということで、「まさか秘伝の!?」と注目を集めたそうだ。


ちなみに、ルース兄様曰く、「一切無関係」だそう。


それに、広範囲で魔物を攪乱できるのなら、魔物の大量発生における被害数を減らせるし、魔法の命中率の向上から、魔力の節約にもつながる。

さらに消費魔力量は、王都一帯を範囲にしても、初級の魔法となんら消費が変わらないという仕様。

その利便性と、省コスト性から、最優秀賞に選ばれたらしい。


僕たちも、似たような目的で魔法を作ったが、ルース兄様たちは、見方が違った。


ルース兄様は、


「ミュリがやってみたいって言ってたやつを、今年初めてやってみただけだ。俺は魔力も多いし、ミュリも研究者だから、まぁ、相性が良かったってだけだな」


とからから笑っていた。


トキシックさんも、「あの子たちには驚かされます……」と言った。



——そして、その翌日。


いよいよヨツハが家を出ていく日になった。


「今まで、ありがとうございました!」


そう言って頭を下げるヨツハ。


ルース兄様は、


「まぁ、可愛い弟の頼みだったからな。それより、本当に大丈夫か?」


と真剣にヨツハを見る。

ヨツハはその視線に答えるように返事をした。


「はい!大丈夫です!」


「まぁ、俺の方でも調べてみたんだが、ニホン、という国の情報は無かったからな……すまない」


「き、気にしないでください!」


ルース兄様は頭を下げ、ヨツハはそれをやめるように言う。


「ヨツハさん、頑張ってください!」


「ミケアさん。頑張ります!」


それから、ヨツハは懐から何かを取り出す。


「あ、これお礼です。と言っても大したものじゃないんですが……」


そう言って取り出したのは、先日作った光を出す魔道具みたいなものだった。


「これは?」


「リック君と協力して作った、『ペーパーサーチャー』です」


「ペーパーサーチャー?」


ルース兄様は首を傾げる。

僕はそんなルース兄様に向かって説明する。


「ほら、この前ルース兄様、大量の書類の前で作業していたじゃないですか。

それが少しでも楽になればいいなと思いまして……」


「これは、書類にかざすと、色々な処理ができる機械です。たとえば、必要かそうじゃないかをより分けたり、収支をまとめたり。重要じゃない書類とかに使えば、作業が楽になると思うんです」


ルース兄様は渡された魔道具をじっと見つめている。


「……とりあえず、今度使ってみるよ。ありがとう、二人とも」


「いえ、そんな!」


そう言ってヨツハは謙遜すると、


「それじゃあ、私、行きますね」


といい、荷物を持って扉を開けて行ってしまった。


ここまで読んでくださり、ありがとうございます!


もしよろしければ、下の☆で評価をしていただけると嬉しいです!

ブックマーク・コメント等も大歓迎です!

あなたの読書人生に良い本との出会いがありますように!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ