表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
マジッカー・クリッカー!~魔力が回復しない世界で僕は無限の魔力を手に入れる~  作者: 青猫


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

33/62

少女との対話

少女を馬車に乗せ、急いで家に連れて帰る。


なにやら女の子を背負って駆けこんできた僕を見て、ルース兄様とミケアはギョッとしていたが、命の危険があることを伝えると、とりあえずは家に入れる事を了承してくれた。


僕は、少女を椅子に掛けさせる。


僕は、メイドさんたちに頼んで、少女の食事を用意してもらう。

メイドさんたちは、少女に体に負担がかからないようなスープを持ってきた。


メイドさんたちが、それを少女の目の前に置くと、少女の体がピクリと揺れる。


少女の目がゆっくりと開いていき、目の前のスープに視線が集中する。


「……食べていいですよ」


僕がそう少女に言うと、少女は一目散にスープに手を伸ばし、ゆっくりと飲み込んでいく。


「……おいしい……」


少女はほうっと息をつくと、じっと僕の方を見る。


「あなたが私を助けてくれたんですか?」


少女の問いかけに、僕はうーんと首を傾げた。


「……ここまで運んだのは僕ですけど……家に入れてくれたのはルース兄様ですし、このスープを作ってくれたのはメイドの人たちですから……」


少女はきょとんとした表情を浮かべる。

すると、くすくすと笑いだした。


「それなら、助けてくれたってことでいいんじゃないの……?」


「……確かに、そういう事になりますね……」


少女は僕の受け答えで笑っている。


「じゃあ、ありがとうございます」


少女はゆっくりと立ち上がると、僕にきれいに一礼する。


「あ、いえいえ。放っておけなかっただけですので……」


僕がそう言うと、少女は再びフフッと笑う。


すると、部屋の扉が開く。

少女はびっくりした様子で扉の方に顔を向けた。


そこには笑顔を浮かべたルース兄様が。


「どうやら、元気になったみたいだな?」


その言葉に少女はニコリとほほ笑む。


「ええ。おかげさまで動けるようになりました。ありがとうございます」


ルース兄様は少女がぺこりと頭を下げ終わると、その表情をがらりと変える。


「で、申し訳ないが、先の話をしよう。この家は宿屋ではないし、そういうサービスを行ってもいないんだ。流石に死にかけの人間を見捨てるような人間ではないが、他人をずっとこの家で住まわせるようなこともできない」


「そ、そんな、ルース兄様!」


その話を聞くと、少女ははぁ、とため息をついた。


「それもそうですね。ですが、少しだけ問題がありましてね……」


「なんだい?」


少女は手持無沙汰に自分の髪をいじる。


「その……気づいたら、ここにいて、一体ここがどこか分かっていないんです……」


「……え?」


ルース兄様は、きょとんとした表情を浮かべた。


ここまで読んでくださり、ありがとうございます!


もしよろしければ、下の☆で評価をしていただけると嬉しいです!

ブックマーク・コメント等も大歓迎です!

あなたの読書人生に良い本との出会いがありますように!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ