8-10 悩ましい小屋
第1シーズン ルネサンスの女神様 - ねえ、電気つけてよ!は次回の8-11で終了となります。
ここまでのシーズンでは大失電の発生と、消え去った電気に対するショック状態からようやく立ち直るところまできることができ、とりあえず復興への道筋が見えてきました。
第2シーズン ルネサンスの女神様 - 明るい未来を目指して! は、内容が災害から摩導具に代わって来ますので、登録ジャンルはSFからローファンタジーに変更となります。
新規投稿に伴い、なろう小説コードが変更となりますのでご注意ください。
「ウワッ! 何じゃこりゃー!」
「何だ新人! なに大きな声を出しているんだ。
ああ、それか。 最近時々出るんだよ」
そこには、道路のアスファルトを剥がした下にある地面から、ひょっこりと何かが顔を出していた。
蛇かと思い驚いて声を上げてしまったが、地面からすこし顔を出したそれは、水族館で見かけるチンアナゴのようではあるが、色は青紫色であり、見ているとウネウネと動きながら地面の中から這い出してきていた。
これまでアスファルトという天井の下で生きてきたため、初めて地表に顔が出せた事が嬉しいのか、やがて地表に完全に姿を現すと、体の一部を伸び縮みさせながら動いている。
それは細いところでも太さが2センチ近くあり、長さも50cmを超えている、これまで見たことも無いような大きさのミミズであり、良く見ると首のあたり一か所が太く節になったような部分もあった。
大きさ以外、普通のミミズと変わりないのだが、やはりその太さは異常であった。
「親方、これ俺に飛び掛かって来たり、食いついてきたりしませんよね?」
「いや、そんな話は聞いたことが無いな。 そもそもそいつには歯も目もないだろう。
最近現場で時々見かけるが、大きいだけのミミズなので攻撃性はないようだぞ。
割っていないアスファルトの上に逃げていき、そのまま干からびたのが時々落ちているがな」
「あっ! あの、時々見かける縮んだ黒いゴムチューブみたいなゴミはこれの死骸だったのですね。
俺、生きて動いているのは、初めて見ました」
何かの影響なのか、以前には見たことがなかったような巨大ミミズが都心に発生していた。
以前からここで生息していたのかもしれないが、都心の地面はアスファルトの下などを見た事は無かった。
ミミズは土を飲み込み、その中に含まれる養分や微生物を食べている。
そして、ミミズに食べられ排出された土の塊は、植物の根が生育するには良好な状態になっており、また死んだミミズの死骸にも植物の栄養素が多く含まれていると言われている。
なので、農業をする人間にとってミミズは有用な生物なのであるが、この巨大なミミズが本当に植物に有効なのかはわからない。
特に危険はなさそうなので、現場の土木工事の作業員たちには、そのまま放置されていった。
~◇~◇~
今日も工事現場で働いてきた若者たち。
親方と共に、いつものコンビニ店舗に帰ってきた。
駐車場でポイントクーポンを受け取り、店舗の裏口から店に入ろうとしたとき、店舗裏の空きスペースに四角い箱のような物がいくつか並んでいるのが見えた。
「親方?! あれ何ですか?」
それは工事現場やイベント会場で見かける、屋外に置く簡易トイレを少し大きくしたような、人が立ったまま入れる扉が付いたグレーの箱?小屋?で、窓は無いので中は全く見えない。
「お、あれか。 本部が今日の日中に設置すると言ってたな。
俺も良く知らないが、ホテルのシャワーブースみたいに、小屋の中にシャワーとトイレが付いているらしいぞ。
3分間1ポイントの有料らしいから、そんなの使う奴がいるかわからないけど、試しに今回とりあえず設置するらしい。
しばらく様子を見て、人気が無ければ撤去するらしいけどな」
「そうなんですか。 あの、親方。
俺、あれ使ってみていいですか?
現場に入ってから、昼間はずっと仕事だから水浴びもしてないんで、体をちょっと洗いたいんですよ」
「お前な、その為に1週間に1日は休む日を設けているだろう。
まあ、その為に設置したらしいからな。 だったら第1号で使って来い。
他の奴らにも教えてやるために、使った感想を教えてくれよな」
~◇~◇~
「親方! あ、違った、店長、あれ酷いっすよ。
あんなの使い始めたら、もう出れなくなって、気が付いたら30分くらい過ぎていて……
まだ何も買っていないのに、10ポイントも使っちゃいましたよ。
でも、久しぶりの洗浄トイレや温水シャワー、あれは天国ですね。
脱いだ服まで一緒に洗ってくれますし」
幸せそうに感想を話す男は、風呂上がりで顔がほんのり上気し、髪もふわふわ良い香りがし、洗ったという服もこざっぱりしていた。
「特に最後の温風が強くて、それが気持ちよくって、濡れた体もすっかり乾きました。
あの中には『アイロン』、『クリーン』、『そのまま』って3つの箱が有るのですよ。
クリーンと書いた汚れた服を入れておいたら、入浴中に脱いだ服がきれいになっていました。
親方、これは絶対に流行りますよ。 いや俺が流行らせて見せます!
少なくとも俺は、これから毎回使わせていただきます」
「そうか。 そんなにいいのなら、今夜レジを締めたら、俺もポイントを使って一度使ってみるかな。
まあ、自分で試しておかないと、客に聞かれた時答えられないから、これは仕事だな。 うん、仕事だ」
◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
肉体労働後に立ち寄るコンビニも、何回か利用すると、なんとなく店内の様子も見えてきた。
最初の頃は、久しぶりに見る明るい店内と大量の商品に舞い上がり、貰ったチケットをすべて使って、とにかく買えるだけ、いろいろ沢山買おうとしてきた。
しかし、落ち着いてよく見ると、いくつか判ってきた事もある。
最初は沢山の種類があるように見えた店内の商品であるが、毎日見ていると目も慣れてきて、ある程度決まった種類のものが循環して入荷しているようである。
あふれるよう存在すると思えた店内の商品数にしても、俺たちが毎回バカ買いする3倍くらいの在庫が店内に置かれているのではないかと思えてきた。
なので、商品補充がされなければ、3日程で店内は空になってしまうはずだ。
実際、皆がチケットを使い買い終わった後、店内の商品はごっそりと減っている。
そして、俺たちが肉体労働に行っている間に、毎日店内一杯に補充されているので、来るたびに商品は溢れて見える。
しかし、停電前はよく見かけたコンビニのロゴが入った商品補充の車が走っている所を見かけたことがない。
昼間はここから離れた現場で俺たちは作業をしており、途中でコンビニに戻ってくることは出来ないため、どうやって商品を補充しているのかは確認は出来ていない。
店舗は夜だけの営業でなく、日中もやっているようだ。
この前の週の休みの日に、残しておいたポイントクーポンを持ってやってきたら、日中でも裏口から店内に入ることができ、しっかり買い物ができた。
夜のように、現場が終わった作業員が一斉に押し掛ける事は無いようで、日中訪れた時間の店内にほとんど客はいなかった。
なので、やはり一般の人には知られていないようである。
店内の食べ物には、短い賞味期限が付けられたお弁当などと、保存が利く菓子・食品などの2パターンある。
チルドケースにあるお弁当は日持ちしないし、内容が時々替わっているので、毎日どこかで作られて運ばれて来ているようだ。
その他の商品棚で売られている食品やお菓子、レトルトや缶詰といった日持ちする商品は、大失電前から知っている商品パッケージである。
袋の裏に印刷されている賞味期限から、どこかの食品倉庫に在庫が残っていて、そこの商品が配送されているのではないかと考えられる。
その他の日用品も同様、どこかの倉庫のストックであろう。
工場が止まり新たに製造されることがないこれらの商品は、あとしばらくすると店内から消えてしまうと思われる。
この店にやってくるお客さんがどれくらいその事実に気が付いているのか判らないが、好きな商品が二度と手に入らなくなる可能性は高いので、早めに買っておいて、家で保存しておいた方が良いかもしれない。
ただ、まだ数は少ないが、以前は見たことが無いようなパッケージの商品もあり、その消費期限の日付から、それらは停電後に作られたと思われるので、ひょっとするとどこかで食品工場が再開したのかもしれない。
店舗には電気は来ていないはずであるが、明るい照明や冷凍ケースにはアイスが有るのは、どう説明したらよいのだろうか。
あと、現場の給料としてもらっている謎のチケットだけど、これを読み取るレジのスキャナも、電気が無いのにどういった仕組みであろうか?
いや、そうだ。 電気どころか、俺たちは毎日、ここで惜しみなくシャワーのお湯を浴びている。
水道が使えるって事は、外から水を供給する施設が有って、そこと水道管は繋がっているのだろうか?
親方、いや、店長には店の事を詮索するなと言われているが、やはり全てが謎過ぎて、気になる。
ただ、このコンビニで多くに人が助かっていることは間違いない。 うーん、謎だ。
◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
先日、僕らはこのコンビニの壁に貼られていたアルバイト募集の張り紙を見て深夜の説明会にやって来た。
僕はこの近くに住む高校生であり、今この店で彼女と一緒にアルバイトをしている。
彼女とは、長らく疎遠であったが、子供のころからの知り合いであった事もあり、大失電後に毎日のように顔を合わせいるうちに、何となく付き合う事になった。
彼女とはなるべく同じ時間にバイトのシフトを入れるようにしている。
この店の正面入り口のシャッターは1日中閉まっており、外から店内は全く見えずに、当然閉まったお店にお客さんはやってこない。
しかし、何故かここに来るお客さんは、ここの存在を知っており、従業員や納品用の裏口から入ってくる。
まあ、食料が手に入らないこの時期に、もし正面入り口が開いて店をやっていると、ちょっと危ない事になるかもかもしれない。
それに、この店では現金やカードは使えず、特別なポイントクーポンが必要で、それを持っていないと商品は買えないし、それどころかコンビニの裏口でクーポン券をかざさないと中に入る事すらできない。
ちょっと変なコンビニだけど、ここでの仕事は、商品補充やレジ打ちなどこれまでのコンビニと特に変わりがない。
ただ、ここ以外のコンビニは世の中からはすでに閉店しており、今となっては普通でないといえば普通ではないな。
ここで働くと、レジで使えるポイントクーポンが給料として貰らえ、そのクーポンで店内の商品が買えるので大変助かっている。
僕の家族はここで買った食料で食べていくことができており、彼女の家も同様のようだ。
何しろ、この近くで働けるような場所は無いし、ましてやそれで食べ物を貰えるような仕事などない。
最近僕の父親は、僕の紹介でここへ配送してくる商品の配送自転車のドライバーを始めており、うちの母親も近くの食品センターでお弁当の製造にあたっている。
そして、彼女の母親も、僕の母親と同じ食品センターに勤め始めたようで、毎日母親同士も一緒に働いているようだ。
僕達がここでアルバイトを始めることが出来たのは、本当に偶然であり、幸運であったと思う。
たまたま彼女と見つけた張り紙のおかげで、今家族は無事に毎日食料を買うことができ、美味しいご飯が頂けるようになった。
以前行われた深夜の説明会であるが、どうやら店長は夜しかこの店に来ないようで、あの日の夜もここに戻って来てから説明会の準備をしていたので、あの遅い時間になってしまったと話してくれた。
相変わらず店長は、日中は外で仕事をしているようで、僕らアルバイトがここの店番をしている。
と言っても、日中は商品補充をしている間はそれほど多くのお客さんはなく、店長が戻ってくる時間に、店長と一緒に沢山の人がやってくる。
皆さん、どうやら店長と一緒に工事現場で作業をしている人達のようではあるが、どこかで食事を済ませてくるのか? 店舗に来るときあまりお腹は空いていないようで、自分よりも他人へのお土産として食料品を買っているようだ。
といっても、夜に来るお客さん達により店内の商品は一気になくなってしまうので、またすぐに補充が必要になる。
そろそろ僕の父さんが大きなカーゴを自転車で曳いてやってくる時間だ。
「あ、父さん。 ご苦労様です。
ここの店舗への配送分はこれだけですね」
「おっ、頑張ってるな。
今日も母さん手作りの弁当が入っているからな。 それも頑張って売ってくれ!
じゃあ、次の店舗に向かうからよろしくな」
商品が到着すると、運び込まれた発注商品の確認を行う。
父さんが運んでくるカーゴの中には、僕らの母さん達が食品センターで作ったお弁当も入っており、なんか一家全員で仕事をしているようでちょっと不思議な感じがする。
母さんが作った温かな手作り弁当は人気商品で、特に頑張らなくとも早い時間に弁当が売り切れてしまうのはとてもうれしい。
◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
「親方! 酷いっすよ。
どうして俺、あれが使えないんですか?」
「それは、お前が悪いんじゃねぇ。
お前が嬉しそうにあちこちで自慢した結果だろうが。
シャワーブースが使いたいから、この現場で働きたいと言ってきた娘達。
お前に聞いたと言って、今週だけでも3人は増えたぞ。
うちの現場は力作業が多いから、俺としては本当は若い男の方がいいんだがな。
まあ、シャワーで綺麗になった娘たちは、その後にマッチョな彼氏を何人も現場に連れてくるから、助かっているがな。
そうか、ブースを10台まで増やしたけど、これでも足りていないか……
でも、そろそろ裏口付近にはもう置けなくなってきたんだよな」
最初、ブースの使用に時間制限などが無かったので、貰ったチケットで一切物を買わずに、全てをシャワーに費やす女子もいて、他の人がブースを使えなくなってしまったため、今では最長30分の利用時間の制限が設けられた。
それで作業が終わって帰ってくると、多くの女子が店内には入らずに、真っ先にブースの順番待ちになっている。
おかげで営業時間が延びちゃって、夜遅くまで閉店できないから、店長の俺としては複雑な心境だ。
「て・ん・ちょ・う! 今日もありがとうね。 ここ来るようになってから、わたしったらホント生き返った気持ち。
NO シャワー、 No ライフ! 毎日本当にやばかったんだから。
じゃあ、また明日ね!」
そう言いながら、シャワーで綺麗になったキラキラ娘は、帰り際にコンビニ店内でコスメやおしゃれグッズを買って帰って行った。
日焼けしたその後ろ姿が、どことなくたくましくなってきたなどとは、絶対に言わない方がいいだろう。
◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
ここは 大山幹人が通う高校の地理部部室。
そこに幹人と地理部の部員たち、それと佐藤隆二、野地博実が集まっていた。
「皆さん、お久しぶりです。
今日は集まって頂きまして、ありがとうございます。
定例のミーティングを行いたいと思います。
それでは、地理部の皆さんから現状の報告をお願いします」」
「はい。 では部長である私から報告します。
まず、提供いただいた摩導自転車により、巡検が出来る活動範囲がほぼ関東全域となり助かりました」
以前のミーティングの時、要望として人数分の摩導自転車が欲しいという意見が出ていた。
それで、佐藤隆二から東京ブランチにいるマリエにその依頼を伝え、彼女らも自分の摩導自転車を手に入れた。
摩導自転車は既製品ではないため、カノ島の知り合いに頼んで作ってもらうカスタム品との事で、多少時間がかかったが、何とか全員分貰うことが出来た。
特に巡検で地方を廻る地理部にとっては自由度が高く、既に無くてはならない足となっているようである。
「摩導自転車を使うと、関東周辺であれば巡検をして、日帰りで明るいうちに戻ることができます。
ただ関東はかなり調査が終わっていますので、必要であれば泊りがけの巡検も行ってみたいと思っています。
その場合、問題となるのが現地の宿泊ですが、この時代に宿の確保は難しそうですので、佐藤さんに女子が自転車に積んでいき、どこでも宿泊できるテントみたいな道具がないか、マリエさんに聞いていただけると助かります」
「うん、わかった。
いくら摩導自転車を使っても、やはり日帰りだと行動範囲が限られてしまうか……
今回は大都市が巡検対象だから、関東周辺の調査が終わる前に、確かに宿泊については考えておいた方が良さそうですね。
宿泊はちょっと難しいかもしれないが、何か良い方法がないか、急いで相談してみるよ」
「あと、マリエさんにお話しされるのであれば、新たに付けてもらったマップに表示されている人数カウント機能。
あれ、場所を決める際、ものすごく役に立っていますと、野地が言っていた事をお伝えください。
マップに範囲指定して、期間を指定すると、その中で動く人数がカウントされますので、その地域のおおよその人口が算出できます。
これって、大失電前の古い人口統計ではなく、現時点での実際の人口状況が判り、それで農地化すべき地域を絞ることが出来ます。
特に過去の映像も使っても人数をカウントできるのはいいですね。
ユニークのカウント数では、人を識別して同じ人は1回しかカウントされませんので、画像に出てこない建物の中にずっと引きこもっている人までは判りませんが、1日とか1週間とか少し長い期間を指定すると、かなり正確に人口が判ります」
「分かりました。 それは伝えておきます。
他にも必要な機能があれば、バージョンアップしてもらえるか聞いておきます」
「では、マリエさんにつきましては、佐藤さんにお願いします。
佐藤さんの作業分担の状況はいかがですか?」
「作業に対して配られるポイントで使われているコンビニの物資ですが、まだしばらくは大丈夫かもしれませんが、思ったよりも工事現場に関わる人が増えていますので最初の予定よりはかなり早く尽きる可能性が高くなっています。
まあ、その分工事は早く終わって行くわけですから目的としては良いのでしょうが、開墾した土地で作られる食料ができる事が早いか、コンビニ商材が尽きるのが早いかは、俺にはちょっと判りません。
倉庫に眠っている商材の開拓は今も行っていますが、食料が残っている倉庫で管理者が見つかると、ご提供いただけないかを順に交渉しています。
今のところコンビニを紹介する事で、多くのオーナーさんはコンビニチケットとの交換を希望頂けていますので助かっています。
また新たな候補地が見つかれば、そちら方面のコンビニ店舗や倉庫を廻ってみたいと思います」
「ありがとうございます。
新たな候補地につきましては、僕と野地さんで検討していますので、次の場所が決まりましたらすぐに連絡させていただきます。
夏もあとすこしで終わってしまうかと思いますので、少しでも植物を多く育てたいので、道路の改良工事につきましてはなるべく前倒しで行いたいと思っています」
こうして人口が大きいのに食料支援が届きそうでない地区に、住民自ら食料を育てることが出来る農地が提供されていった。
ただ、これでどれだけの食料ができ、どれくらいの人類の命を救う事になるか、まだ判らない。
コンビニ店舗を使って配布している食料などは近いうちに尽きてしまう事になるので、倉庫の食料が無くなるまでに、少しでも多くの農地の提供をしたいと思っている。
食料問題は、この冬を乗り切るだけではだめであり、継続して食料を得られる仕組みを作り、人間が生活できる仕組みを作る必要がある。
それは国が考える事であり、国民の生命を守ることは国の一番大きな役目であり、それが出来ないようであればそれは国では無く、単に人が集まっただけの地域となる。
失われた事でそれまでの国のありがたみと言うものを初めて感じ、人々は日本国として復興できる事を強く望むのであった。




