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22 生き残る方法

累計ページビューが2,000PVを超えました〜!ほんっとにありがとうございます!

地下牢へ向かう途中にある騎士の鎧が置いてあった。その鎧の片手には剣が。そしてもう片方の手にはよく見ると鉄製の短剣を握っている。


「ふわぁ。ったく、なんで俺がこんな悪女を見張らないとならないんすか?俺、今日あんまり寝てないから嫌なんすけど。」

「仕方ないだろう。陛下の命であれば我々はその通りに動く…それが使命だ。」

「レイモンドさんってほんと真面目っすよね〜。」

「リオン。私語は慎め。任務中だ。」


リオンと言われる男は短髪で少し気だるそうに歩く目が細い騎士だった。レイモンドと言われる騎士は長髪で少し低い声であり、オーラから普段の真面目さが滲み出ている。


正反対な2人だからこそ、バディでも組んでるのかな?


「あ!確か地下牢って、入口…鍵が必要じゃなかったすか?俺とってきますよ?」

「…いや、俺が行く。お前はそのままサボりに行きそうだからな。」

「ちぇっ!」

「おい。」


…これは、コントでもしているのだろうか。今の私にとっては、笑えないけどさ。


「…。」


私は長髪の男が鍵を取りに離れるのを見つめていた。少しずつ鎧の方へこっそりと近づく。あの男が離れたころを見計らい、私は鎧に向かってまるで転んだ風に演技をした。


「うわっ!」


私のせいで、その鎧は倒れてしまう。鎧と倒れた私は下敷きとなった短剣を首ら辺からドレスのポケットに入れる。


…手錠がかかってたって、両手で持てる物もあるもの。


「何やってんの?ほら、立って。」


リオンは倒れている私に手を差し伸べた。思わず、ジト目をしながら言ってしまう。


「あの…。私、手錠がかかっているんですけど?」

「…。」


数秒間、ここで沈黙をした。


よかった。バレてなさそう…!




***




地下牢は汚く、空気も悪く窓の1つら存在しない。おまけに灯りはたった1つ。退屈がつまった場所だった。


「入れ。」


レイモンドに言われ、私はおとなしく牢の中へと足を運ぶ。そして、手錠を外してもらう。


多分、こんな地下牢じゃ手錠は意味がないってことだろうなぁ。


「レイモンド。彼女の見張りは交代でやれと言われている。…ひとまずお前がやってろ。」

「は?なんで俺が?てか、寝てないって言ったよな!?」

「片付ける資料がある。」

「お前はほんと真面目だな!」


リオンは不機嫌ながらも、ため息をついて腕を組んで牢へもたれかかった。


「はやく来いよ。」

「あぁ。」


なんだかんだでリオンはほんっと優しいなぁと思う。ん?でも、眠いってこと?リオンは。


これは…チャンスなのでは?


なにか彼を眠らせる方法は…子守唄でも歌っておくか?前世の。


「テストではなまるひとつ〜。もうわたしは、頑張った〜。すやすや眠れよいい子よ〜。」


どんな歌だよ。こんなんで、リオンが寝るとは思わな


思わぬ光景を目にして私は口をポカンと開けてしまった。なんと、リオンがいびきを掻いて鉄格子と反対の壁にもたれかかって寝ているのだ。


…子守唄ってすご。


関心をしながらも、私は短剣を取り出し、鉄格子をひたすら短剣で削る。


…刃が折れないことを祈るよ。


私が生き残る方法…それは、地下牢から脱獄をして王城から逃走すること!


どっちみち死ぬんだったら…チャレンジしてみないとね。

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