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『W.A.R.』  作者: sethy
STAGE 2
120/332

28

 ならば、なぜ。


 なぜ自分はこんなものと対峙させられているのか。


 こんなものが、なぜ強引な手段を使ってでも、自分を呼び寄せた理由だと言うのか。


 俊哉は《X―2》から視線をはずすと、ロバートの背中を再び見つめる。


 まるでそれを待っていたかのように、ロバートは振り返った。


「トシヤくん」


 中指を鼻元に持っていく。


 ずれた眼鏡を直しながら視線を向けたロバートの顔には、いかなる感情も浮かんでいなかった。


「君に、この機体を操縦してもらいたい」

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