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第14回 満寵、合肥新城の完成を見届ける
とうとう合肥新城が完成した。
これで、孫呉の得意とする水陸連携が取れないことになった。実際、孫権は合肥新城完成後、すぐに出撃をしたが、その天然の要害の立地から、なかなか船から上陸を行わず、その期間は実に二〇日間にわったった。
しかし、それでは埒が明かないので覚悟を決めて上陸をして侵攻を開始したが、満寵の伏兵に散々に痛めつけられ、退却を余儀なくされた。
翌年、孫権は大軍一〇万を率いて、再びが合肥新城に侵攻をした。この時満寵は、一〇数名の決死隊を募り、その者たちに孫呉の攻城兵器を焼き払わせ見事に成功、孫権はなすすべもなく、再び退却するに至った。
「鉄壁の満寵」ここに極まる、という感じであった。
長きにわたり、国境で戦い続けた満寵も、老齢を迎え、西暦二三八年に召喚され、三公の筆頭である大尉に任ぜられたのである。




