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Episode39 機械サソリ

★今回初めて登場する怪物★

ブレイカー

敵を殲滅するために作られた中型の機械獣。攻撃手段が富んでいる。

●今回初めて登場するアイテム●

スネークソード

エレナの子供の頃からの愛剣。かつて、全ての蛇を束ねたという伝説がある。

 キュァァァス!

バハムートが住むという森の奥地へと進む途中、後ろからそんな音がして、僕たちは振り向く。そこには、大きな機械仕掛けのサソリがいた。

 機械サソリは僕たちに気づくと、その長い尾をスイングしてきた。僕たちはそれを避け、後退する。すると、ソイツは僕に飛びかかってきた。僕はそれを後ろ飛びでかわし、すぐさま空斬を放つ。それは、見事、サソリに命中する。しかし、大きなダメージを食らった様子がない。すると、またスイング攻撃をしてきた。僕はその場から退く。

 ヒューン!ヒューン!ヒューン!

続いて、リリーが負けじと何本かの矢を放つ。しかし、それらは機械サソリの尾のスイングによって弾き飛ばされる。すると、続けざまに彼女は剣で斬りかかる。しかし、振り下ろされた剣はサソリの尾にあるカッターのような物でへし折られる。彼女は驚いて、一瞬、硬直したがすぐ後退した。

 「輝く尖端よ、貫け!シャイニング・スルー!」

僕はそう唱え、機械サソリを貫こうとした。しかし、それはソイツが張った障壁によって無効化されてしまう。さらに、ソイツは反撃を仕掛けてきたのだ。水弾が高速で飛んでくる。僕はそれをかわし、外れ弾は森の木を貫いてつぶれる。なんて力だ!僕はそう思った。のもつかの間、また水弾が飛んでくる。僕はそれをかわし、水弾はどこかへ飛んでいった...と、思ったらその弾は戻ってきた。僕はそれを再び、かわす。が、それは僕を追尾するようについてくる追ってくる。こうなったら...そう思って僕はその場に立ち止まる。その後、僕は水弾を極限まで引き付け、寸前で横飛びをしてかわした。一方、勢いあまって水弾は地面に衝突しつぶれた。

 「汝の、魔法を禁ぜよ!固有魔法『フォービッド』!」

すると、エリーナさんは唱える。その魔法が発動してから水弾は飛んでこなくなった。

「ありがとう!」

僕は彼女にお礼を言い、バーロン、エレナとともに斬りかかる。が、それは機械サソリの尾のスイングによって振り払われる。僕たちは思わず後退した。

 「紫雷の矢よ、汝を打ち倒せ!エレキスピア!」

次いで、マリアがそう唱えると、彼女の杖の先から、たくさんの紫雷を帯びた矢が現れ、放たれた。それらは、機械サソリに命中し、動きを鈍らせた。

「今だ!」

バーロンが、大きな声で言う。僕たちはうなずき、機械サソリはに斬りかかった。今回は、リリーの斧も加わっている。つまり、3本の剣、または、1本の斧、そのどれかが当たればコイツを倒せる。僕はそう確信して剣を振り下ろした。僕とバーロン、エレナは例のスイング攻撃によって振り払われ、後退するしかなかったが、僕たちより高く飛び上がっていたリリーには関係ない。彼女は斧に自分の体重を預けて、振り下ろした。

 ザクッ!

何かが斬れるような音がした。その方を見ると、首を跳ねられ動かなくなった機械サソリと自分の斧を収めるリリー。そう、彼女がこの機械獣を倒したのである。

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