Episode18 魔法の勉強
■今回初めて登場する書物■
『光の下級魔導書』(チャーリー・著)
光の下級魔法が書かれた魔導書。初心者のために発動のコツの記載や、イメージ図など添付が施されている。
『特殊魔法目録』(マリー・著)
実践的なものから誰得なものまで、様々な特殊魔法が書かれた本。多くの魔法使いに愛される。
『魔術入門』(ニュート・著)
魔法に関する様々な用語や、出来事などが書かれた本。新人魔法使いのための入門書。
空中戦を終え、再び僕たち5人はそれぞれのパートナーの背中に乗り、シャインズ城を目指す。
「全く、とんでもない目にあったわね。」
テーラが言った。僕は
「あぁ。返り討ちにしてやったけどな。」
と答える。すると、テーラは笑顔でうなずく。本当に可愛い。そんな様子を見ているとますます好きになってしまう。そして、気づいたら顔が緩んでいた。
ゲシッ!
「何、ニヤニヤしてんのよ?」
マリアが杖で僕の頭を叩いて、そう言う。今の地味に痛いかったぞ。謝る理由などないが
「ゴ...ゴメン。」
と、一応謝っておいた。
そして、シャインズ王国王都に着く。空を飛んできたからか思ったより早くついた。最初は1日はかかると思っていたのだが半日足らずもかからなかった。おかげで、宿代を抑えることが出来た。疲れたので、とりあえず寝ることにしよう。僕は静かに目を閉じた(もちろん、テーラ、マリア、エリーナさんとは別室だ)。
次の日、僕にはやることがあった。魔法の勉強、である。一応、僕は剣士なのだがせっかく使えるならたくさん使えた方がいいと思ったのだ。そこで、僕は宿の近くにあった本屋から『光の下級魔導書』と『特殊魔法目録』、『魔術入門』という本を買ってきた(3冊で金貨10枚と結構な値段をしていた)。
「この”固有魔法”って何ですか?」
ロビーで勉強をしていた僕は、『魔術入門』に書かれたその言葉を指差しながら付き添いのエリーナさんに訪ねる(ちゃんと説明は書いてあったんだけどいまいち意味がわからなくて)。すると、彼女は
「あぁ、”固有魔法”ってのはね特殊魔法の一種なんだけど、個人の魔法なの。もちろん、属性への適応力はいらないけど、同じ固有魔法を使える者はほとんどいないわ。遺伝もしないし親子でも同じのを使えることなんてほぼいないわ。」
と答えてくれる。なるほど、理解は出来た。しかし、個人の魔法なら呪文はどうやって知るんだ?そう思って聞いてみると、
「それは...正直、悟りをえるまで待たないといけないわね。」
と、あっさり答えられる。そんな~、今すぐ使ってみたかったんだけど...。まぁ、そう上手くはいかないか...。この件に関してはそう思うことにして、勉強、続けますか。僕は再び勉強に取りかかった。
ふぅ...やっと終わったぁ!やっとのことで勉強を終え、僕は一息ついてからベッドに寝転ぶ。すると、すぐに睡魔は襲ってきた。




