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Episode17 空中戦(後編)

 召喚されたシャインズ。ソイツは早速襲いかかってきた。僕はブレイズドラゴンとともにかわし、斬りかかる。

 「我が刃よ、硬化せよ!ハーディー!」

僕は自分の剣に硬化魔法をかけ、シャインズを斬る。すると、ソイツは尾から怒りの輝く刀刃を続け様に放った。バカめ!そんなことしたって無駄だ。僕はそれを避けながら、シャインズに近づいていく。そして、もう一度斬りかかろうとする。

 が、そうはいかなかった。エフィストがまたがるリトルペガサスが、僕に向けてつむじ風が放たれた。その瞬間、僕は思わず後退。シャインズのへの攻撃は失敗に終わった。だか、それは今回だけだ。次は、決める!とは、思ったがそれは困難だった。なぜかと言うと、シャインズとリトルペガサスが連携プレイをし始まめたからだ。そんなことをされては、たとえ僕でもての出しようがない。と言うわけで、悪戦苦闘の時間が過ぎていく。

 しかし、それはマリアが教えてくれた「パラレル」と言う魔法によって覆された。どうやら、アレクの館(今は彼だけの館ではないが)から脱出するとき、テーラのナイフを分身させた魔法らしいが、あの時そんな呪文など聞こえてこなかった。まぁ、ソコは後で聞こう。僕は剣をシャインズに放り投げた。

 「無駄なことを!」

エフィストがそう言って、投げられた剣を吹き飛ばそうとシャインズに近づく。バカめ、どっちが無駄だよ(とは言っても、彼の行動は僕にとって好都合だったが...)。そんな気持ちで僕は剣に掌を剣に向け、呪文を唱える。

「彼の代物よ、分身せよ!パラレル!」

と。すると、僕の剣がいくつにも分身し、シャインズのみならず、リトルペガサスをも斬り裂いた。

 今だ!リトルペガサスが怯んだ。僕はブレイズドラゴンに加速の合図を出し、剣の落下地点へ向かう。どうやら、エフィストがそれに気づいたらしく同じ場所へとペガサスを向かわせた。しかし、僕のはうが早かった。僕は落ちてきた剣をつかむと、そのスピードのまま、急旋回させる。そして、そのままシャインズを斬った。

 シャキーン!

硬くなった剣がシャインズに大ダメージを与え、後は魔力解放のみで倒すことが出来た。

「くっ...!」

エフィストが歯ぎしりをする。そんな彼のまたがるリトルペガサスに、僕は突きをお見舞いした。すると、あっさりペガサスは倒れ、彼はフィールドに叩きつけられ、そのまま気を失った。

 その瞬間、空中にあったフィールドはだんだん地に近づき始めた。やがて、地につくとフィールドはガラスのように割れ、破片が飛び散った。が、それもそのうちに消え、まるで何事もなかったかのように空中戦は幕を閉じた。

 「うっ....。」

エフィストが目を覚ましたようだ。

「自分から喧嘩をうっておいて、なす術なくぶちのめされるなんて良い様ね!」

テーラが彼に言う。僕は彼女の人を貶す性格も役に立つ時があるんだなと思った。すると、彼は

「うるせぇ!戦ってもいねぇくさにデカい口叩いてんじゃねぇ!」

と罵声をあげた。確かに一利ある。僕が勝ち取った勝利なのに、彼女が良い気になっているのは違う気もする。しかし、僕の彼女を侮辱するなんて、絶対に許せない。

 「魔力よ、解き放て!」

僕はエフィストを近くにあった木の方へ『魔力解放』で吹き飛ばす。背中を打って痛々しい声をあげ、彼は舌打ちをした。そして、

「クソッ...!覚えてろよ!」

と、僕たちを憎しみの目で見てから、新しく召喚したリトルペガサスに乗って逃げていった。

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