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第6話 2着を逃した3着

初戦の5着は、ノートの上で重かった。

5号艇。

5コース。

5着。

6着ではない。

それは分かっている。

けれど、良い数字ではなかった。

篠原美緒に、水面を作らせてもらえなかった。

黒瀬真帆に、外を使わせてもらえなかった。

片瀬梨央に、4着を落としてもらえなかった。

そして灯は、5着を守った。

守った。

その言葉が、ノートの上で少しだけ苦く見えた。

本当に守ったのか。

それとも、取りに行けなかっただけなのか。

灯は、初戦のページをもう一度見る。

最後の2マーク。

片瀬さんの内が見えた。

でも、遠かった。

入らなかった。

5着を守った。

負け方を間違えなかったのか。

勝負を逃げたのか。

分からない。

その下に、榊原理央の言葉が残っている。

負け方は、最後に決めるものじゃない。

1マークの前から決まっていく。

灯は、その一行を何度も読み返した。

最後の2マークだけを見ていた。

入るか。

入らないか。

守るか。

攻めるか。

でも、榊原は違うと言った。

負け方は、もっと前から決まっている。

スタート前。

進入。

スリット。

1マークまでの距離。

艇を向ける速さ。

迷う前に、もう水面は変わっている。

灯は、ペンを握る。

オールレディース初戦。

5着。

悪い数字。

でも、終わりではない。

次の出走表を開いた。

1号艇、榊原理央。A2。

2号艇、風見灯。B1。

3号艇、森川千夏。B1。

4号艇、片瀬梨央。A2。

5号艇、藤崎絵里。B1。

6号艇、水原楓。B1。

灯は、1号艇の名前で手を止めた。

榊原理央。

沙耶の師匠。

元A1。

勝ち方より先に、負け方を覚えろ。

その言葉を、沙耶に渡した人。

その榊原が1号艇。

灯は2号艇。

2コース。

差し場を見る位置。

1号艇の出口を見て、差す位置。

初戦より内にいる。

外から拾う側ではない。

今回は、拾う側に回れるはずの枠だった。

灯はノートに書いた。

2号艇。

2コース。

1号艇、榊原さん。

差し場を見る。

でも、榊原さんは楽な差し場を渡さない。

4号艇、片瀬さん。

初戦で4着を落とさなかった人。

カドから2着を取りに来る。

2着が欲しい。

書いてから、灯はその一行を見つめた。

2着が欲しい。

2号艇なら、そう思って当然だった。

初戦が5着。

次が2号艇。

ここで2着を取れれば、初戦の重さを少しは消せる。

5着で始まった開催を、少し前へ戻せる。

でも、2着を欲しがるだけで入れば止まる。

勝ちたいだけで入ってはいけない。

それは、何度も覚えた。

灯は、もう一行書いた。

2着を取りに行く。

でも、2着に固まらない。

3着を落とさない。

その時、控室の奥で榊原が立ち上がった。

1号艇のカポックを手にしている。

派手さはない。

気負いもない。

1号艇だからといって、空気を変えるわけでもない。

ただ、いつも通りにそこにいる。

その姿が、逆に重かった。

1号艇。

逃げる枠。

でも、榊原理央がそこにいるだけで、1マークの差し場が狭くなるような気がした。

灯はノートを閉じ、2号艇のカポックを手に取った。

展示航走の時間が来る。

水面へ向かう前、榊原と目が合った。

榊原は、短く言った。

「2号艇だね」

「はい」

「欲しくなるよ」

灯は、一瞬返事に迷った。

「2着、ですか」

「うん」

榊原は、淡々と頷いた。

「欲しがり方を間違えないこと」

それだけ言って、榊原はピットへ向かった。

灯は、その背中を見た。

欲しがり方を間違えない。

また、知らない言葉が増えた。

6艇がピットを離れる。

1号艇、榊原理央。

2号艇、灯。

3号艇、森川千夏。

4号艇、片瀬梨央。

5号艇、藤崎絵里。

6号艇、水原楓。

進入は枠なり。

1、2、3。

4、5、6。

灯は2コース。

内側の水面。

1号艇のすぐ外。

スリットまでの距離が、5コースの時とは違う。

見える景色が近い。

1号艇の起こし。

艇の向き。

大時計。

その全部が、すぐ隣にある。

起こし。

榊原の艇は、深くならない。

浅すぎもしない。

無理がない。

けれど、灯が差すために必要な余白が、最初から少し狭い。

大時計。

スリット。

灯は踏み込む。

展示STは0.14。

悪くない。

榊原は0.13。

ほとんど同じ。

大きく置かれていない。

けれど、1マークまでの艇の向きが違った。

榊原は、先に回る準備が早い。

前だけを見ているのではない。

自分が逃げたあと、2号艇がどこへ差すか。

3号艇がどこから握るか。

4号艇がどこから来るか。

その全部を、水面の上に置いているように見えた。

1マーク。

榊原が先に回る。

大きく流れない。

深く入らない。

出口を残す。

灯には差し場が見えた。

でも、近づくと消える。

榊原の艇が、灯の差す場所を直接潰しているわけではない。

ただ、逃げながら、後ろの水面を広く残さない。

灯が差そうとする場所には、いつも半艇身ぶん足りない。

差せるように見える。

でも、入ると届かない。

展示の1マーク。

灯は差した。

届かなかった。

4号艇の片瀬がカドから冷静に回る。

森川が3コースから握る。

灯は2番手争いに入れず、3番手から4番手の位置でバックに出た。

展示を終え、灯は控室に戻るとすぐにノートを開いた。

展示。

2号艇。

2コース。

ST 0.14。

榊原さん、0.13。

差し場は見えた。

でも、近づくと消えた。

逃げているのに、後ろの水面を残さない。

1着を取る逃げ。

それだけではない。

2号艇に楽な2着を渡さない逃げ。

灯は、そこでペンを止めた。

楽な2着。

そんなものはない。

当たり前なのに、2号艇に入ると、どこかで思ってしまっていた。

差せば、2着はある。

1号艇が強ければ、差して残す。

3号艇や4号艇を受けながら、内から2番手を守る。

けれど、榊原の逃げは、その想定を少しずつ外してきた。

逃げながら、灯の差し場を浅くする。

逃げながら、後ろの形を決める。

灯はノートに書き足した。

榊原さんは、1号艇で前だけを見ていない。

後ろの水面まで決めている。

その時、近くに片瀬梨央が来た。

4号艇のカポックを手にしている。

初戦で灯の前を守り切った選手。

片瀬は出走表を軽く見ながら言った。

「2号艇、いいね」

灯は顔を上げる。

「はい」

「2着、欲しいでしょ」

また、同じ言葉だった。

灯は少しだけ息を吸う。

「欲しいです」

「だよね」

片瀬は笑うでもなく、静かに頷いた。

「でも、欲しい顔してる2号艇って、4カドから見やすい」

灯の胸が少しだけ強く鳴った。

見やすい。

見られている。

篠原にも言われた。

見えたあとに動いている。

A1相手だと、見えてから迷ったらもう閉じている。

榊原にも言われた。

欲しがり方を間違えないこと。

片瀬は続けた。

「榊原さんを差せなかった時、風見さんがどこを見るか。そこを見るから」

灯は、ノートを握る。

「はい」

「来るなら早く来てね。中途半端だと、私がもらう」

その言い方は強くなかった。

でも、本気だった。

片瀬は、2着を取りに来る。

灯が2着を欲しがって迷った場所を、片瀬は外から拾いに来る。

灯は、ノートに書く。

片瀬さん。

4カド。

私が差せなかった後を見る。

中途半端だと、取られる。

その横に、短く書いた。

2着だけを見ると、3着も落とす。

本番の時間が近づいた。

灯は2号艇に乗り込む。

水面の匂いが近い。

1号艇の榊原が隣にいる。

その内側に、今日のレースの中心がある。

2号艇。

差し場。

2着。

その言葉が、頭の中で何度も浮かぶ。

欲しくなる。

欲しがり方を間違えない。

灯は、静かに息を吸った。

6艇がピットを離れる。

進入は展示と同じ。

1、2、3。

4、5、6。

1号艇、榊原。

2号艇、灯。

3号艇、森川。

4号艇、片瀬。

5号艇、藤崎。

6号艇、水原。

起こし。

榊原の艇が先に動く。

灯はその外。

大時計を見る。

スリットを見る。

1マークを見る。

榊原の出口を見る。

スリット。

灯のSTは0.15。

榊原は0.12。

展示より、少し差が開いた。

大きな遅れではない。

でも、1マークまでにじわりと効いてくる差だった。

3号艇の森川は0.16。

4号艇の片瀬は0.13。

カドの片瀬が速い。

灯はそれを感じながら1マークへ向かう。

榊原が先に回る。

無理なく。

深くなく。

浅くもなく。

灯は差し場を見る。

展示と同じように、見える。

榊原のターンの内。

出口。

そこに入れば、2番手。

片瀬の攻めを受けても、2着を守れる。

そう見えた。

灯は差した。

しかし、榊原の出口が伸びる。

流れない。

止まらない。

灯が入るはずだった差し場は、浅い。

届かない。

その瞬間、外から片瀬が来た。

4号艇。

カド。

片瀬は、灯が差し切れなかった場所を見ていた。

深く入りすぎない。

艇を止めない。

灯の外を通り、2番手へ出る。

3号艇の森川も握ってくる。

灯は、内にいる。

差した。

でも、前に届かない。

外から片瀬。

後ろから森川。

ここで無理に前へ押し込めば、艇が止まる。

止まれば、森川に行かれる。

藤崎にも来られる。

灯は、艇を立て直した。

2着の水面は消えた。

でも、3着の水面はまだ残っている。

バックストレッチ。

1号艇、榊原が先頭。

4号艇、片瀬が2番手。

2号艇、灯が3番手。

3号艇、森川がすぐ後ろ。

5号艇、藤崎が続く。

6号艇、水原。

灯は3番手。

2号艇で3番手。

悪くはない。

でも、良くもない。

2着を取れなかった。

まだ、取り返せるかもしれない。

2マークで片瀬の内を差せば、2番手争いに戻れる。

灯は、2マークを見る。

片瀬は2番手で入る。

外からではない。

内を守りすぎない。

出口を残す角度で入る。

灯には、片瀬の内が見えた。

入れば、2着があるように見える。

でも、深い。

展示で何度も見た、水面が近づくと消える感覚。

ここで入れば、片瀬の波を踏む。

出口で止まる。

森川に差される。

4着になる。

それでも、2着が欲しい。

2号艇だから。

初戦5着だから。

ここで2着を取れれば、気持ちを戻せるから。

灯の中で、欲しいという言葉が強くなる。

その時、榊原の言葉が胸の中に落ちた。

欲しがり方を間違えないこと。

続いて、初戦後の言葉。

負け方は、最後に決めるものじゃない。

1マークの前から決まっていく。

今、この2マークだけで2着を取りに行くことは、本当に正しいのか。

それとも、1マークで片瀬に前へ出られた時点で、今日の取るべき水面はもう変わっているのか。

灯は一瞬だけ、片瀬の内を見る。

入れる。

でも、止まる。

止まれば4着。

3着を落とす。

灯は、艇を深く入れなかった。

片瀬の内へ無理に突っ込まず、出口を残す。

森川の前に艇を置く。

2着を追う水面ではない。

3着を取り切る水面。

バックへ出る。

片瀬との差は詰まらない。

でも、森川の前にはいる。

3番手。

灯は歯を食いしばった。

2着を逃した。

でも、3着は落とさない。

2周1マーク。

榊原は先頭で回る。

片瀬が2番手。

灯は3番手。

森川が追う。

灯は出口を残す。

森川に内を差されないように、深くなりすぎない。

前を追うだけなら、片瀬を見る。

でも、3着を落とさないなら、森川も見る。

前と後ろ。

両方を見る。

それが苦しかった。

2着を追いたい。

けれど、後ろを捨てれば3着を失う。

2周2マーク。

片瀬の出口が少し重く見えた。

灯には、また内が見えた。

今度こそ。

そう思いかける。

でも、距離が足りない。

そこへ入れば、森川の差し場を開ける。

灯は、また入らない判断をした。

守る。

いや、取り切る。

3着を取り切る。

3周目。

榊原は変わらず前にいる。

片瀬も落とさない。

灯は3番手を守る。

森川は何度も差し場を探す。

藤崎も後ろから諦めていない。

灯は、初戦の片瀬を思い出した。

4着を落とさなかった片瀬。

今の自分は、3着を落とさない水面を走っている。

勝つ水面ではない。

2着の水面でもない。

でも、今日ここで失ってはいけない水面。

最後の2マーク。

片瀬との差は半艇身以上ある。

森川は内を狙っている。

灯は、前ではなく、出口を見た。

深く入りすぎない。

森川の差し場を作らない。

前へ向ける。

ゴール。

1着、1号艇、榊原理央。

2着、4号艇、片瀬梨央。

3着、2号艇、風見灯。

4着、3号艇、森川千夏。

5着、5号艇、藤崎絵里。

6着、6号艇、水原楓。

3着。

灯はモニターを見た。

2号艇、風見灯。

3着。

初戦5着のあとに、3着。

数字としては、崩していない。

沈み切ってはいない。

でも、灯の胸には悔しさが残った。

2号艇だった。

2着を取りたかった。

榊原を差せなかった。

片瀬に2着を取られた。

それでも、森川に差されなかった。

3着を取り切った。

どれが正しい感情なのか、灯にはすぐ分からなかった。

控室に戻ると、灯はノートを開いた。

2号艇。

2コース。

3着。

2着を逃した3着。

榊原さんの逃げ。

差し場は見えた。

でも、近づくと消えた。

逃げながら、後ろの水面を残さない。

1マーク。

差した。

届かなかった。

片瀬さんが2番手。

私は3番手。

2マーク。

片瀬さんの内が見えた。

入れば2着があるように見えた。

でも、深かった。

入れば止まる。

止まれば4着。

今日は、3着を取り切った。

2着を諦めたのではない。

4着に落とさないために、3着を取った。

でも、2号艇だった。

だから、満足してはいけない。

そこまで書いて、灯はペンを止めた。

手が少し震えていた。

悔しい。

でも、初戦の5着とは違う悔しさだった。

初戦は、作らせてもらえなかった。

今日は、少しだけ自分で選んだ。

2着を無理に取りに行かず、3着を取り切った。

それが正しかったのか。

また分からない。

けれど、初戦よりは分かる。

入れば4着だった。

それは、分かる。

榊原が近づいてきた。

1着を取ったあとでも、榊原の表情はほとんど変わっていなかった。

勝った選手の高揚感がない。

ただ、走るべき水面を走って、戻ってきたように見える。

灯は立ち上がった。

「ありがとうございました」

榊原は、灯のノートを見る。

「書けた?」

「はい」

「2着、欲しかったでしょ」

灯は、すぐに頷いた。

「はい」

「でも、取りに行ってたら4着だった」

灯は、喉の奥が詰まる。

「はい」

「なら、今日の3着は悪くない」

灯は顔を上げた。

榊原の声は淡々としていた。

褒めているというより、事実を置いている。

灯は、小さく言った。

「でも、2号艇でした」

榊原は頷いた。

「だから、良くもない」

その言葉は、灯の胸にまっすぐ落ちた。

悪くない。

でも、良くもない。

今日の3着は、そういう数字だった。

榊原は続けた。

「欲しい着と、取るべき着は違う時がある」

灯は、ノートにその言葉を書いた。

欲しい着と、取るべき着は違う時がある。

「今日は、欲しいのは2着だった」

「はい」

「でも、取るべきだったのは3着」

灯は、もう一度頷いた。

「はい」

「そこは間違えなかった」

灯は息を止めた。

その言葉は、静かに胸に残った。

間違えなかった。

それは、勝ったという意味ではない。

良かったという意味でもない。

ただ、今日の水面で失ってはいけないものを失わなかった、という意味だった。

榊原は、出走表へ視線を落とす。

「ただし」

灯は顔を上げる。

「次も同じとは限らない」

「はい」

「次の2マークでは、取りに行くべきかもしれない」

灯は、その言葉も書いた。

次も同じとは限らない。

「今日守ったから、明日も守ればいいわけじゃない」

「はい」

「今日入らなかったから、次も入らないでいいわけじゃない」

「はい」

「水面は毎回違う」

灯は、ペンを止めた。

当たり前のことだった。

でも、今日その言葉は重かった。

一度うまくいった判断を、次にも使いたくなる。

今日、3着を取り切った。

だから次も守ればいい。

そう思えば、また違う水面を間違える。

榊原は、それを先に言った。

「欲しい着だけで走らない。昨日の正解でも走らない」

灯は顔を上げる。

榊原の視線は、まっすぐだった。

「そのレースで、取るべき着を見る」

灯は、ゆっくり頷いた。

「はい」

榊原はそれ以上言わず、自分の席へ戻っていった。

灯は、ノートを見る。

欲しい着。

取るべき着。

昨日の正解。

今日の水面。

その言葉が、ページの中で並んでいる。

今日は、欲しいのは2着だった。

でも、取るべきだったのは3着だった。

無理に2着を取りに行けば、4着になっていた。

4着になれば、初戦の5着の重さをさらに引きずっていた。

だから、3着を取った。

それでも、満足してはいけない。

2号艇だったから。

灯は、ノートの最後に書いた。

2着を逃した3着。

悪くない。

でも、良くもない。

欲しい着と、取るべき着は違う時がある。

今日は、3着を取り切った。

でも、次も同じとは限らない。

昨日の正解で、今日の水面を走らない。

書き終えて、灯はペンを置いた。

モニターでは、次のレースの展示が始まっている。

艇がスリットへ向かう。

誰かが先に回る。

誰かが差す。

誰かが握る。

誰かが、落とさない。

オールレディースは、まだ序盤だった。

灯の成績は、5着、3着。

苦しい。

でも、終わっていない。

水面は、まだいくつも残っている。

勝ちたい気持ちはある。

2着が欲しい気持ちもある。

でも、今はそれだけでは足りない。

どの着を欲しがるのか。

どの着を取るべきなのか。

その判断を間違えないこと。

負け方を間違えないこと。

その先にしか、次の水面は見えてこない。

灯は、榊原理央の背中を見た。

1着を取った人の背中。

でも、それ以上に、負け方を知っている人の背中。

その背中は、沙耶が見てきた水面のさらに奥にあるものだった。

灯は、小さく息を吸った。

次は、外枠。

もっと苦しい水面になる。

それでも、見る。

今日の正解にしがみつかずに。

次の水面で、取るべき着を見るために。

灯は、次の出走表を開いた。

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