ショー・マスト・ゴー・オン
グロさ70パーぐらい。
イエーラで学んだ心理学、警察学校で身につけた格闘術。
何もかも身につけたもの全てが武器となりゆる、そう、ただそれだけだ。
包丁を握る。こいつもうるさい、だから何が言いたいかというと。
苦しめて苦しめて苦しめて殺したいんだよ。
こいつも拷問行きだ。
もちろんそこの4歳ぐらいのガキも。
「うおおおおお!!」
典型的な叫び方をされて相変わらず俺の逆鱗に触れてくる。
下手に振り回すゴルフクラブを簡単によけ、かわすと同時に一気に姿勢を低くして、相手が怯んだ一瞬で足をバネのように飛ばし、相手の背後に回りアキレス腱を一気に切る。
痙攣したのか、気持ちの悪い震え方をしてリビングのど真ん中で倒れた。
意外と呆気ないな・・・・、まあ姉のようなクソアバズレを選ぶバカならそうはなりそうだな。
両親はまだこの惨劇に何も分かっていないようにお茶を啜っている。
マジか・・・・と心の中に呟いたが、まあどうだっていいと考え一人で勝手に叫びまくっているガキの方に矛先を向ける。
声は風呂の方から聞こえている。
本当に変わってないんだな・・・、実家。
長い廊下を歩きながら、自分がかつて寝ていた自室を見つける。
中はがらんとしていて、家具は一応残っていた。全て埃をかぶっていて、数年前から時が止まっている。
両親がボケたことを知って、一目散に奨学金を取りに行き、その一ヶ月後ぐらいには荷物をまとめてアメリカへ行ったのも、懐かしいなあ。
幼少期から大好きだった『葉桜と魔笛』とフョードル・ドストエフスキーの『罪と罰』だけをこの本棚から持って行ったのも、今となっちゃいい思い出。
というより、思い出も何もかも、無かったというより知らなかったんだよな。
まあ数年ぶりにここに戻ってきた俺はまさかイエーラ出て刑事になって今や連続殺人鬼なんて。
この時の俺は思ってもなかったか・・・・・。
ふと我に返って、悲鳴が聞こえる方に向かう。
あの子、なんていう名前なんだろうなあ。初めての甥の年齢すら分からないとは。後で聞いてみよ。
ーーーーーー
風呂場の隅に今まで流したことのないだろう量の涙を流す男の子がいる。
まあ近頃でテレビで持ちきりの殺人犯が自分の目の前にいるのだから。
「こんばんは。わかる?私のこと?
知らないかもしれないけど、これでも君の叔父なんだよ。君・・・名前は?」
言わないと殺されるというのを若くしながら分かっているのだろうが、ナイフを喉元に当てたら教えてくれた。
あまり良く聞こえなかったが、ヒナタという名前らしい。齢は5歳、幼稚園児か・・・・。
まあ、若ければ若いほど殺し甲斐があるな。若い芽は早くつむというやつか。
でもここはスタンガンだけでいいか。
何せ、ガキは傷をつけるキャンバスが小さいんだから。
ここで使うのは面白くない。
ーーーーーーーさてと、両親を殺りに行くか。
**********
あー笑える。
目の前には気色悪く死んだ両親がいた。
何回も刺したせいで、痙攣して口から泡が出てる上、温かく汚い血が彼らの笑えるほど無惨な死体を包んでいる。
内臓もぐちゃぐちゃと、食欲の失せる姿とかしていた。
ああ、何回刺したんだろうなあ俺。そういえばさっきまで三十分だった時計が四十五分になっている。
十五分も刺したんだ俺。
俺の割には良くやってるじゃん。
心臓あたりから悪い笑みが溢れてくる。
「あははははははははっっっっっ!!!あーハハハハ!!フ、フフフフフフっっ!!あーあああああ笑えるぜえええ!!!最高最高、あははははははっっっっっ!!!!!ははっ、は、ハハハハッッッッ!!!
死んでる!死んでるよお!ざまあみろって話だよね!!気色悪いんだよクズどもが!!
俺みてえなクズができたのはおめえらのせいだぜ?ずっとずっっっっと俺のこと見放してただの異常者だって蔑みやがってさあ!本当にーーーー面白いぜ。」
好きなだけ殺せた。
最期の最期にやっと『暦』って言いやがったけど・・・・・、許すわけねえだろ。
でも憧れるな・・・・。
アキラさんのような家族関係。
昨日、彼の情報を洗い直して初めて気づいた。今までずっと聞いていた公務員を片っぱしから受けたなんて嘘なんだなあ。でも、いいな。
お母さんが作ってくれる手料理ってどんな味なんだろ・・・・、優しい味って本当なのかな?
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