死ねなんて言葉じゃ足りないに決まっている
いつものグロさにさらに味付け。太宰が暴走して、今後三話ぐらいは殺害、拷問シーンあり。
江戸川さんとはタイプの違う、書生のような美形。
こちらを見透かしたような茶色い目に黒い手袋。
間違いなく、全国指名手配中の元警視庁刑事部第一課警部、太宰暦だった。
その次の瞬間、俺は死んだ。
―――――
久しぶりにみた実家。
ボケやがったクソ両親と、クソ姉貴にその家族らが住んでいる相変わらず地獄みたいな家だ。
瓦造りと障子づくりなのが京都の匂いを感じさせる。
この匂いは本当に嫌だ。この匂いのせいで何かにずっと縛られているような気がしていた。
大阪に移って本当に良かった。
太宰の姓なんて・・・聞いてるだけでイラつくんだよ!
とはいえ――――本当に警視庁はこの家に警備を立てやがったんだな。
後ろには、死亡した私服警官が二人。
とりあえず心臓を一突きしてある。
警備はいいものの、たったの二人とは、なめられてるようでウザいな。
鬱陶しいんだよ、クソみたいな襲い方しやがって。
現行犯逮捕したいなら、もっとましな襲撃の仕方をしろ!それに増援も呼ばない。麻薬を吸われた時のアキラさんより酷い選択ミスだ。さらにイラついたのはこいつらの階級だ。
警察手帳観たら、まだ巡査だって。本当にどんだけ舐められているんだよ。
それに・・・・、いくら田舎の方だとは言え、目撃した奴を一人殺しちまった。
チッ、予定にない殺しはナイフの切れ味が悪くなるから嫌なんだよ。
「先急ぐか・・・。三分で姉貴の家族の方は全員落とす、両親は・・・・今までの痛みのツケ全部払ってもらうことにしよう。」
玄関ドアに手を伸ばす。
覚悟なんていらない。
どうせ俺はどうあがいても異常者なんだから。
――――――
逆鱗に触れるものがあった。
両親と姉貴、そして見たこともない姉貴の家族が仲良くテレビを見ながら団欒している様子が。
どうして。俺は・・・・、小さい頃から。
この中に入れてもらったことすらなかったのに。
イエーラの先輩から暗殺についての話とか色々聞いたこともあり、そこで学んだ術でなにも気づかれずにリビングまでつくことが出来た。
そしたら飛んできた光景がこれだ。
瞬間的に。頭の中で何かが破裂する音を聞いた。
ああ、今日は出さないつもりだったのにな。
アキラさんを監禁する時にも出てしまった、『独占欲』がピークに達したサイコパスなくそみてえな俺が。
そんな音を聞いている時に、姉はすでに青ざめていた。
よく分からない声を出して、もうすぐなくなるであろう四肢を床につかせる。
姉の夫も今にも泡でも吹きそうな顔をしているし、子どもの方も知らない人間が急にリビングに入ってきたことにおさながらもわかっているらしい。でも、一番痛みつけててやりたいボケている両親は何も感じていないか。
「あ、あんた・・・。」
「久しぶりやなあ、姉さん。なんで警察いったん?あれだけ脅してでも聞かないなんてすごいメンタルやな。」
スーツの中からナイフを取り出して、柄を強く握る。
滅多刺しなんかじゃつまらない、アキラさんよろしく、綺麗に拷問してやろう。
いやアキラさんとは一味違うか、拷問のための拷問といったところか。正義なんかのためじゃない。
「お前が江戸川とかいう同僚を誘拐したから、うちの家も被害被ってんねん!警視庁がうちの家の身元洗った後、マスコミにもバレたんや!どんだけ」
「ああん?黙れよ、このアバズレが!!」
苛立ちが頂点に達し、地面を強く蹴り、握りしめていたナイフを姉の腑に突きつける。
いつもの皮膚が潰れて、内臓に貫通する触感が手に伝わる。まるで豆腐を料理しているほど簡単だ。
汚い色の血が宙を舞い、シャツにベトりと付く。
まあ同時に、ガキが夫の声か分からないが相変わらずうるさい悲鳴が鼓膜を通った。
頭が痛くなる・・・・。
意味もない会社で意味もない仕事をしているただの残業マシーンの姉、意味もなく生きている老害の両親、見ているだけで頭が痛いっ。
そんな奴らの血が入っている事実も、冷水をかけられたような気分だ。
「うるっっっせえなああああ、黙ってろよクソどもが!!!!」
あちらもクズとはいえ、頭は少なからず回るようだ。ゴルフクラブを握って元刑事の俺にかかってくるつもりらしい。
面白い、やってみないこともない。
「かかってこいよ、バーカ。」
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