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クシーの街17
「ついてこい」
と言われて着いていくと、ギルドを出て近くの路地裏に入った。
「お前、領主に協力する気は無いか?」
カツアゲとかじゃなかった。えーっと、これって知ってたら不味いやつなんだよね。
「何のことだ?」
そう聞き返す。すると男が得意気に、
「ここの領主が近くの森を自分の領土にしようと企んでいるんだよ。だからそこで依頼された冒険者が手伝うんだが、お前のように強いやつがいて損は無いからな」
そう言われた。どうやらあの赤髪門番の言っていたことは正しいようだ。
「金は?」
「出来高にもよるが、基本銀貨3枚だ」
少ないな。俺なら1日でもっと稼げる。まあ元から依頼を受ける気は無かったがな。
「少ない。俺が本気になれば1日で稼げる。最低大金貨だな」
「おいおい、それは無いだろう。自分の実力を理解していないな」
「そうでもお前には関係無い。大体何があるか分からないようなあの大森林に銀貨3枚はおかしい。それに死んだらそいつの分は払わなくていいからその値段何だろう。それに出来高といってもあとから難癖付けられて貰えないだろうしな」
「そうか、残念だ」
「話はそれだけか?」
「ああ」
「じゃあな」
そういって俺らはギルドへと戻った。オススメの宿とか依頼を見ていなかったからな。




