クシーの街15
「...着いてこい」
っと格好つけて言っていたか、
「いや、待ってろって言われたから後でね」
っというと、
「ああ」
さっきまで座っていたところに座り直した。どうやら直ぐにカツアゲが始まる訳では無いみたいだ。
それから数分後。
「私がギルドマスターのダンルだ」
っと自称ギルドマスターが出てきた。堂々としているが頭の方に毛が存在していない。それにテカテカしている。出てきたときに吹き出しそうになったのは秘密だ。
「こいつから話は聞いている。一応冒険者カードを見せてくれ」
「分かった」
冒険者カードを渡すと両手に持ち、読み始めた。目がキョロキョロと動いているからすぐに分かる。どんどん読むにつれて顔が強ばっていくのがわかる。
「き、君。これは事実なんだね?」
「ああ、そうだが何か?」
「なるほど、そうか...」
そんなに俺が嘘をついているとかって思うのなら、レジングで使ったあの嘘ついちゃ駄目な水晶使えば一発なのに。
「君のカードの色を変えよう。ランクアップだ。冒険者ギルドへの用事はこれだけか?」
「いや、その換金とシャドウウルフ用の首輪、それに今思い出したんだが、こいつを冒険者登録させたい。こいつも戦うのでな」
ダンジョンで倒したやつが勿体無いからシャルも冒険者登録しておく。
「頼めるか?」
「ああ、少し待っててくれ」
そういってまた奥に行ってしまった。




