クシーの街3
「おい!何してるんだ!」
凛凛しい女の声。そこの門番と同じようなデザインの鎧を来ていて、腰には剣を指している。赤い色の髪をしていて顔は結構可愛い。それに鎧にはあまり傷が無い。おそらく配属されて日が浅いのだろう。
「チッ、副隊長が来やがった。シャドウウルフをテイムとかいうホラ吹いてるやつがいるんですよ」
最初の方は小声で聞きずらかったが、どうやらその年で副隊長らしい。俺とそんなに変わんないと思うが凄いな。
「本当なのか?誰だ!シャドウウルフをテイムしたという人は!」
どうやら俺をお呼びらしい。
「俺だが?」
名乗り上げると彼女はこちらを向き少し顔を赤らめる。何かしたのだろうか。ああ、転生して顔がよくなったからか?まあ人は外見でほとんどの印象が決まるらしいからな。
「き、君がシャドウウルフをテイムしたのか?失礼だがそこまで強そうに見えないのだが...」
本当に失礼だな。でもまあそりゃあそうか。身長は高い方だと思うが、俺は平均より少し痩せていた。服も薄い長袖だからよく体型が分かるのだろう。でもシャドウウルフってそんなに強い魔物なのか?
「シャドウウルフをテイムしたっていうのは本当だぞ。でもそんなに強い魔物か?」
俺は疑問に思ったことを言うと、
「そ、そんなことも知らないのか!?君はその格好からして冒険者だと思ったのだが...」
「俺冒険者ですけど」
そういって冒険者カードを見せる。すると、
「あ、青色!?その年でか!?」
何だかこの人驚き過ぎだな。
「ま、まあいい。ちょっと着いてきてくれ。ここで話をするのも迷惑だからな」
後ろを見てみると並んでいた。あ、すいませーん。
「それもそうだな。案内してくれ」
そういって歩きだした副隊長に二人と一匹は着いていった。後ろから睨み付けてくる門番を無視して。




