209.クリスマス前の準備 2
翔太は清掃員のサブ任務を終えると翔太は午後から休暇なので、リアナと一緒にクリスマス当日に必要な物を今日にできるものを集めることにした。
今回はクリスマスツリーと飾りだ。
ドイツではクリスマスツリーはもみの木を使うらしいけど、今回は偽物の方を買う予定だ。
アーテムシュタットにもクリスマス用品を扱っている店は把握している。
問題は、店名が読めないことだ。
俺は隣に座っているブークリエさんに声をかけた。
「あの、ブークリエさん」
「ん? どった? 坊主」
「あの、ここの店の名前わかります?」
翔太はブークリエにスマホでマップ検索して出した店名が映った画面を見せる。
手に取ったブークリエさんは、ああ、と、ピンときた顔を浮かべる。
「ああ、アンソ〇ポジーか、あそこならクリスマス用品は大体揃ってるはずだぜ」
「ありがとうございます!! ブークリエさん!」
俺は急いでイスから立ち上がって、店へと繰り出すことにした。
翔太はブークリエに教えてもらった店、アンソ〇ポジーへとやって来た。
黒い細長い看板に店名が乗ったその店に俺は思わず息を漏らす。
「ここが、アンソ〇ポジー……!」
「おう、ガキじゃねえか」
「あ! マキシムさん!」
翔太はマキシムが私服を着ているのに驚きを隠せない。
いや、ほとんどプライベートで会うことがそんなに多くないからかもしれないけど。
「お前、クリスマスリアナと過ごすんだったっけか?」
「はい! ……あ! リアナさんには内密にお願いしますね」
「つまらないことするわけねえだろ? で? 坊主は何買いに来たんだ?」
「あ、えっとクリスマスツリーと飾り物、と……できれば食器も」
「そうか、なら何回か来たことあるから案内してやるよ」
「ありがとうございます!」
翔太はマキシムにお礼を言ってアンソ〇ポジーの店内へと入って行った。




