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207.クリスマス前の準備 1

 翔太はアルシュや他の人からも相談に乗ってもらい、今回のクリスマスの前準備を少し行うことにした。まず、翔太がすることはクリスマスツリーとその飾り、そして事前にクリスマスケーキの予約購入だった。


「……誰かと食べるの、もしかして初かな?」


 誰かを部屋や家に呼んで、なんて、学生の頃にも経験したことはないし。

 翔太は少し、緊張感を感じつつも、まずアルシュに相談した時のことを思い出す。


『クリスマスを誰かと過ごしたいなら、やっぱりそういう飾り付けをしていた方が盛り上がったりすると思うぞ』

「……うーん、飾り付けかぁ」


 一度もやったこと、ないんだよな。

 クリスマスツリーとか、そういうイベントごととか、うちでやったこと一度もない。

 というか、父さんが仕事で忙しいから、誕生日ケーキとか母さんがいた時ならしてもらったことあったとは思うけど。

 ……なんか、思い出したら悲しくなってくるな。

 でも、それがリアナさんと一緒に楽しい思い出になって行くなら。

 みんなと、楽しい思い出を一つずつ重ねていけるなら、きっと、きっと楽しいと思うから。


「……よし! 頑張るぞ!!」


 翔太はとりあえず、クリスマスに必要な準備を行うことに取り掛かることにした。

 ドイツ語もある程度覚えてきたし、電話予約は行える程度には日常会話のドイツ語はできる。

 オタクだったのもあったから、ある程度の予約のやりとりはわかってるし、注文系のドイツ語は教えてもらってるから、抜かりはない。

 ふと、翔太は我に返った。


「ドイツでクリスマス用のグッズ置いてる場所って……どこだろう?」


 翔太は重要なことに気づき、急いでスマホをタップを始める。

 アーテムシュタット区の店より道の方にばかり自分は詳しくなっている気がする。

 リアナさんとクリスマスを過ごすなら、やっぱりもっとオシャレな店に誘ったりするのが、できる男のイメージかもだけど……でも、それって俺っぽいか?


「う、うーん……でも、一回スマートな食事はしたし……みんなと、ワイワイやりたいところはあるよな」


 あ、でも社会人とかのイベントでならクリスマス会とかあったりしたよな?

 みんなでワイワイは仕事場でできる! だとするなら、リアナさんと一緒に過ごすのは特別感も出て、俺も個人的に嬉しいから二度おいしい!! ……ってことにならないか?

 よし!


「ケーキは、チョコケーキ……ホールケーキは二人じゃ重いかもだけどクリスマスならそういうのがいいよな……じゃあ、飾り付けの道具と、ツリーの確保かぁ」


 ちょっとクリスマス用品がどこに売ってるかわからないから、クリフさんかアルシュさんに相談しよう。翔太は決意を新たに、リアナと一緒に過ごすクリスマス当日の準備を粛々と開始するの出会った。

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