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仲良く女子二人組の秘密

凄く眠い中書いたので短めかつ適当です

 「あ〜、どうしよう……。い、いらっしゃいませ〜」


勝負の事が不安で仕方ないが、今は目の前のお客様に対応する事が重要だ。


「なんていうか、災難だったね」

「ジライちゃんって人の話聞かないからねー」


常連である、仲良し女子冒険者二人組はそう言って俺を励ましてくれた。「ジライ」というのは先ほどの少女の事を指すのだろうか?フッ、だとしたら名は体を表し過ぎているほどピッタリなネーミングだ。


「二人は知り合いなの?」

「そう。同じクラスだった」

「同じくー」


知り合いにしては、先ほどバッタリ会った時もお互いに気まずそうな顔をしていたので仲はそれほど良くなさそうだ。


「魔力パズルでジライと勝負する事になったんだけど勝てるかな?」


仲良くなくても知り合いなら、ジライの魔力パズルの実力を知っているかもしれないので質問する。


「えー、知らなーい」

「ウチらの方が強いと思う」


相手の実力を知る事はできなかったが、なんだか二人とも自信満々にそう話している。もしかして、二人は魔力パズルをやった事があるのか!?


「魔力パズル得意なの?」

「普通の人よりは得意だと思う」

「教えたげよっか?」

「お願いします!」


偶然、こんな近くに魔力パズルに詳しい人がいてくれたのはラッキーだった!よーし、勝負は明日の昼だから時間も無いし、そもそも今仕事中だけどこの二人に教えてもらおっ!


「オッケー!マナ、私が教えるべき?」

「えー、マナよりウチが教えたいなー」


……うん?なんか今の会話おかしかったな。マナって呼びかけて反応したから自分の事のはずなのに、マナと自分を比較しているぞ?


「え?今の会話どういう事なの?」

「あー、そういや言ってなかったっけ」

「ウチらって名前同じなの」

「あー、そういうことか……!」


あ〜!なるほど、二人とも名前が同じだったのか!今まで何回も来てくれたのに全然知らなかった!それと、名前被りもこの世界にあるんだなー、それでいうとファミリーネームが無いから、被ったら完全に同じ名前になるような……。


「不便じゃない?名前が同じ人と仲が良いってさ」

「逆に、同じ名前だから友達になれたんだよねー、ウチら」


へー、そんな出会い方もあるんだなー。俺の学校でも苗字同じ人は居たけど仲悪かったし、この二人って別に名前が同じじゃなくても仲良くなってそうな気はするな。


「えぇと、じゃあマナさん」

「なに?」

「えー、どっちの事?」


くっ、俺とした事が、名前が同じシチュエーションなら絶対にやるお約束をしてしまった!


「えぇと……昨日の報告会で喋っていた方」

「あっ、アレ聞かれてたのかー!恥ずかしいー」


一人称がウチでダウナーっぽい方のマナは昨日の出来事を思い出して照れている様子。


「どっちを呼んでるかわかるようにする方法ってあるの?」


あまりに不便なので、別の呼び方ができないかを本人達に聞く事にした。


「それじゃ、こうするかー。私がマナAね」

「ウチがマナBでーす」


わかりやすくしろとは言ったが、まさかゲームでモンスターが複数いる時に用いるアルファベットを自分たちの名前につけるとは思わなかった……。


「気を取り直して、マナBさん。魔力パズルの指南をお願いします!」

「オッケー。お店にあるヤツ借りるねー」


マナBさんは球体の形をした魔力パズルを持ち準備が完了した。


「いくよー……。でも基本的には感覚というか、魔力が今これのどこにあるかをイメージして、中の物を動かして開いて行く感じー……。はい、開いたー」


すると、魔力パズルに半分に切れ目が入ったかと思うと、そこが割れて魔力パズルがちょうど半分ずつに別れてしまった。


「え!?壊れちゃったのこれ!?」

「大丈夫。また合わせたら自動で閉まっていくから。どう?これで参考になった?」


参考になったかと言えばなったが、説明自体は少なくてよくわからなかった。百聞は一見に如かずともいうし、俺も実際に触ってできるかどうか確かめるぞ!

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