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鬼のマオウグン

 「逃すか!」


追跡して黒幕のところまで行けたらいいのだが、もし上手く森の中で撒かれて報告されたらと思うと、後者の方がヤバい気がする。


「逃げはせんぞ?」


ジャラッ!


すると、黒子は服の袖から鎖分銅を出し、それで素早く俺の体に巻きつけた!


「なっ!?」

「逃げてもどうせ追い付かれるからのぅ、殺す方が楽じゃ。ふんっ!」


じ、地面に投げられる……!


ビタンッ!


「ぐはっ!」


このじいさん、なんて力してるんだ……!落ちた時に飛行(フラウェ)も解除されてしまった!


「どうせ、この村が滅んだ事を報告しなきゃならんからのぅ、ウヌの事はそのついでじゃ」


村を滅ぼすだと……!?ティエスカを狙うのはわかるが、なぜスービエ村を襲うんだ?

というか、さっきから力入れてるのにこの鎖壊れねぇ!めっちゃ硬くてびくともしない!


「では、首を落とすか」


黒子は袖から再び鉄扇を二つ取り出して両腕に構える。鎖がこんなに頑丈なんだ、きっとアレも切れ味がバツグンに良いんだろう!


「一体どうすれば……ワープ!アレ?できない、なんで!?」


ここは先程までワープ可能な場所であったはずなのに、いきなり自然の魔力が乱れてしまいワープ不可能となった。ワープしてこの鎖から解放されるのは無理だと知り絶望する俺に、黒子が走って向かってくるあの鉄扇は絶対に喰らいたくない!


「か、考えろ俺……!そうだ!"無重力(ログラ)"、"飛行(フラウェ)"!」


ビュンッ!


「ぐほっ!?」


どうだ!まさか爆速で突進して腹に頭突きするとは思うまい!

しかも、近付いたから鎖も緩まって脱出する事ができた!


「さてと、何隠してるかわからねー布は燃やさないとな!」


魔法を両方とも解除してから、地面に倒れて悶えている黒子に向かって右腕を伸ばし標準を合わせる。


「"地獄の業火(インフェルノ)"!」


倒し切れなくても、暗器を潜ませている服を燃やすか脱がすかして失わせれば有利に立てる。


「ゴホッ、あー、ビックリじゃ!」


しかし、黒子を覆っている布は燃えてはいるものの無くなる事はなかった。てか、むしろ吸収していってないか?


アイツは魔法を吸収したのか?それとも、炎を吸収したのか?どちらかわからないが、物理の攻撃である剣なら関係ないだろう!


「くらえっ!」

「よっと」


ビリッ


頭を目掛けて剣を振ったが回避された。しかし、顔を覆っていた布がちょうど破けた!つまり、顔が露わになった……!


「どんな人なんだ……?」


特に顔を隠す素振りを見せないので、ハッキリ見れるようになった素顔を凝視する。


「アレは!」


布の下に隠された素顔、それは老いてシワシワになった鬼の顔であった。そして、その顔は周りの鬼達と似ていた。


「ん?あぁ、取れてしまったようじゃな。まぁ、ただの模様じゃし支障はないがのぅ」


おじいちゃんではあったけど、どっからどう見ても鬼だ……。エイダと同じなら、本気を出して鬼の姿になっている人間って事になるが……いや、心苦しいがまた弱らせて、人間に戻らせるか。人間に戻らせれば話を聞けるようになるはずだしな。

鬼が弱っても人間に戻らなかったのは、この人が生み出した異変だったからか。つまり、この人がエイダと同じで異世界から来た侵略者で、鬼達のリーダー……!

時間ギリギリなので短めです!

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