考察を進める話
ズズゥン。外から轟音が鳴り響く。
「……何の音ですかね?僕すごく嫌な予感がするんですけど」
【うん、私もそんな気がするよ。どれ、私が窓に一番近いし私が見てみようか】
んしょ、と椅子から体を立たせて窓の外へと視線を送る。
【あー、神社が潰れてるね。最近補強したばっかりだし、魔法で強化もしているから人災以外で壊れるわけがないし。これは誰かが手をまわしたってことで考えていいね。まぁ、多分地下までは影響ないと思うから、そこは安心していいんじゃないかな】
「いや、え?神社潰れたんですか?」
【うん、そうだね】
「え、ど、どうすれば?」
改めて椅子へと腰掛けなおして、落ち着いたように背もたれに体重を預ける。
【まぁそんなに焦らないで。炎の中にものを入れたら焦げてしまうように、焦りすぎるといい判断材料がそろってても頭の中にいい考えが浮かばなくなるよ。でも、そうはいってもシッポウだから急がないといけないんだよね】
「シッポウ?」
【うんシッポウ。数字の四に法律の法で四法だね。ちなみに数字の部分は、使われた子供の数だね。子供の数が多くなる連れて危険度も上がるんだけど、その四段階目だね。あぁ、そういえば危険度は八段階に分かれているよ】
「なるほど。え、いや、じゃあだいぶ急がないといけないんじゃ?」
【そうだね、後遺症が残らないうちに助けるためにはこの説明も時間も惜しいくらいだよ。さて、どうしようかね……そうだ。ちょっと待ってね】
そういって部屋の中にあるパソコンを使ってタイピングを始める。
リズミカルなタイピング音と暖房の稼働音が響く中、自分の世界へのめり込み糸口を探す。
この適度な騒音と途野さんの言葉のおかげで、落ち着いて考察を進められそうだ。
人為的な行為だというのは解ったのだが、それなら一体誰がやったのだろうか。
犯人が解れば、あそこから六架を出す方法を見つけられそうなので、まずどうにか絞り込むことを始めよう。
六架は、道行く人にあの神社はなんだって聞いた。なんて言ってはずだから、犯人はこの学校の誰かなのか?それとも学校外の誰かなのか?
一旦この学校の人間ってことにしよう。無限の可能性をすべて探っていたら正解には近づけないので、この際不確定でも仕方がない。
……あ。
もっと簡単にそれでいて確実に絞り込む方法があるかもしれない。
この方法でならうまく絞れるだろう。
【ふむ。良かった良かった。来てくれるらしいしもうちょっと待っててね】
静寂の中に上がった突然の声に驚き、どこかへ飛んでいた心が現実へと戻される。
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たのむ~




