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 私たちは海底を楽しんだ後砂浜から海を眺めていました。

 夕日の光が海に反射しているのでとっても綺麗だと思います。


「綺麗ですねザーク様...?」


 私がザーク様にそう言いかけるのですが、彼女はなぜか遠い場所を見つめていました。


「どうしたんですか?」


 彼女は反応しない。

 気になった私は彼女の顔を見ようとしてそっぽを向かれる。


「ごめんアオ...ちょっと疲れちゃった...先に宿へ戻ってるね...」


「あ...はい...」


 少し寂しそうに去っていく彼女の後ろ姿は、何処と無く哀愁が漂っています。


「どうしたのかしらザーク様...」


 アウス様がクロリア様を木の棒にくくりつけながらこちらを心配そうに見ています。


「た〜の〜む〜か〜ら〜、ここに拘束して放置するのだけはやめるのじゃ〜」


「でも貴女私に負けたじゃない...、負けたら何でも一個いうこと聞くってルールに途中でしたのは貴女よね」


 寒気のする笑顔が見えたので、私はそっとその場を立ち去ろうとしましたが。


「アオ〜、アオは妾のことを見捨てたりしないよね」


 目をキラキラさせながらこちらを見てきていますが、その横で凄まじい圧をかけてくるアウス様がいらっしゃるのであえて聞こえない振りをします。


「大丈夫よ、所詮は1時間、でももう肌寒くなって来たから辛いかもだけど頑張ってね♡」


 Sっ気の高い声を出しながら楽しそうにクロリア様を拘束していきます。

 ついに十字にかけられ、身動きの取れなくなったクロリア様が砂浜に打ち付けられました。


「1時間も放置するな〜、くしゅん...、あっやば...本当に少し寒い...」


 もう夕日も暮れかかっている上に水着なので寒くて当然でしょね...。


「ご愁傷様です...」


 私は一礼だけ彼女にすると、やっぱりザーク様のことが気になり後を追いかけることにしました。


 〜宿屋〜

 私は今日宿泊する予定の宿屋へと向かいました。


「えっと...ザーク様が泊まる予定の部屋は...」


 私は階段を上がりザーク様の部屋の前まで来ましたが、そこにはメイシス様が立っていました。

 私が来たことに気がついてこちらを見ています。


「アオか...、ザーク様はもう眠りにつかれた、お前も自分の部屋に戻って寝ろ」


 そう言われても、さっきの彼女の様子が気になってしょうがない私は、どうにかして話をつけようとします。

 だけれど何を言っても彼は聞く耳を持ってくれません。

 諦めかけたその時、彼女の部屋から悲鳴の様な声が聞こえて来ました。


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