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智の一族のある一人の話  作者: 雛森 蒼
一章 3代目当主 幼少期

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3/17

2話 お勉強の時間です

 ー同日 9:30 天界 ”破壊者の館”ー

「さぁて今日は能力についてですよ!」

 今日は能力かー

 …ん?あれ?ノウリョク?能力って言った?なんで能力?昨日まで分数やってなかった?

 …あぁ、今日から鍛錬があるからか…鍛錬に能力を使うってことかな…?うわ…最悪じゃん…逃げ出しちゃおうかな…でも逃げ切れるわけがないか…だとすると…

 …おっといけない。気を抜くとすぐに鍛錬(ぜつぼう)について考えてしまう……

 落ち着け僕。鍛錬?そんなもの、考えてはだめだ。…そうだ…記憶から抹消しなければ…


「百面相してないで姿勢を正す!」

「ハイ!スミマセン!!」

 そうだ。今は勉強中だった。しかもリウィアさんの…

 リウィアさんは勉強の時はとても怖い。

 僕の勘がリウィアさんには逆らってはいけないと叫んでいるんだ。当たる確率72%の僕の勘がだ。

 つまりは逆らったら死に値するかもしれないということ……知らんけど。

「よろしい。それでは基礎知識から教えます」

「まず能力とは、一般的に神以外に人間にも発現する力と考えられています…が、これには少し違うところが一つ挙げられます。それについてはわかりますか?」

「はい。人間に発言するのは能力ではなく、スキルです。スキルは能力の劣化版で、スキルの中にも区別があるそうです。また、能力とは異なり、同じスキルが同時に別の人間に発現することもあります」

 昔、耳にタコができるほど叩き込まれたことだ。今では自分の名前かというくらいスラスラ言える。

「正解です。ですが、神の方にも別の力があります。それが上位神に発現する”権能”です。権能は能力とは全く別次元の力で、上位神の中でも発現しない方もいるので何かしらの条件や対価が必要だとされています」

 権能については初めて聞いた。なにそれ、超かっけぇ~!…ん?でも…

「どこで権能について知ったんですか?上位神にしか発現しない力なのに、大体庶民みたいなものである僕たちが…」

「学院ですよ。天界に一つだけある。あなたも15歳になったら入学します」

 へぇ~15歳…9年後か、想像もつかないなぁ…

「…まあ基礎知識に関してはこれくらいでいいでしょう。次に発現についてです」

「スキルは一応神でも取得することができます。C(コモン)スキル:体力増加がよい例です。ランニングをし続けるだけで手に入りますし」

「能力は、個人差はあれど13歳前後で発現します。発現する内容は親の遺伝からくる《遺伝型》、生活場所によって決まる《環境型》のものなどです」

「また珍しいですが、強い意志で発現する《覚醒型》というものもあります。その場合はほかの発現方法のものとは異なり、神としての格や信仰している人数が大きくなると能力も強化されます」

「私の能力は覚醒型。御当主様の能力は《逆遺伝型》ですね。逆遺伝型というのはその名の通り、親の能力と反対の能力が発現する類のものです」

「逆遺伝型ということは、僕の祖父母世代が破壊系統の能力だったのですか?」

「はい、初代様が”攻撃に破壊の力を付与する”能力。大奥様が、破壊系統の”権能”を発現していたらしいです」

 権能ということは祖母が上位神で祖父が人間だったのか、母さんはハーフって言ってたし。

 その後は能力の系統とそれに対する戦い方などについて学んだ。

能力者との戦い方について詳しく書けそうになかったから省略しました。すみません。

戦うときには教わったこととして回想させます。

__________________________


学院があるのに勉強している理由:学院が高校と大学のセットで7年制。だから日本の義務教育の範囲は各家庭で習います。後は入学時の成績が良い=いい家庭教師を雇えてる=家が立派って思われるから。

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