動物のカン。
中米のドメニコから
”猫をプレゼントする!”
とのサプライズを受け…………
今か今か!?と我が元へ届くのを待ち侘びていたエリック=ティーチャー。
そして、待ちに待った黒猫・シュワルツ・カッツがやって来たのだった!
「ネコチャン♡
ネコチャン♡
カワイ〜カワイ〜〜!!」
届いた次の日は土曜日で学校も休みだったので、エリックは早速”猫の散歩”?に連れ出した!
エリックの住む都内マンションから程近くには、東京都と埼玉県を結ぶ荒川が流れている。
そこの土手は絶好のウォーキング&サイクリングコースとなっており、戦闘ヒューマノイドの身体能力を持つエリックは東京都〜埼玉県の境目も軽々越えて全く疲れも見せずに歩きまわる。
それも、シュワルツ・カッツを抱えてだ!!
…………そして、そこにもう一人。
戦闘ヒューマノイドの身体能力を持つ者が居た!
麻衣だ。
自転車の前カゴにニャーミーを乗せて、彼女は埼玉県側から来た。
こちらも相当な距離だ!!
ニャーミーも、風が顔に当たって気持ち良さそうだ。
二人は、互いに人間形態の姿で鉢合った。
「あ!エリック!!
わ〜〜〜猫ちゃんカワイ〜〜〜〜♡」
「ハァイ!マイ!!
ネコチャン、ゲットデスヨ〜〜〜♡」
休みの日に、土手をサイクリング中にエリックと出くわすのも驚きだが、猫を連れていたのも麻衣にはサプライズだった!
「なになに〜?
いつから飼い始めたの?」
「ハァイ!
イエスタディカラデスヨ〜〜〜!!」
「へぇ〜!
まだ来たばかりなんだ〜。
ニャーミー連れて来てて良かったかも」
麻衣は猫同志も仲良くなれればいいな、と思い。
「ねえ、もう名前決めたの?」
「ノー!マダ、ノーネームデス」
「じゃ、御対面だけさせよ♫」
と、互いに猫同志を近付けた。
すると…………
ニャーミーの様子が少しおかしい。
いつもなら初対面だとしても、猫同志であれ人間であれ、誰にでも大らかな素振りを見せるニャーミーが、明らかに硬くなっている。
「あれぇ、初対面で緊張してるのかな?
ニャーミー。
ホラホラ♫」
麻衣が更に、猫同志で近付けようとすると。
「フギャフギャ!!
ニャ〜オ〜〜〜〜ッ!!」
と………シュワルツ・カッツに対し、激しい拒否反応を示すニャーミー。
特にシュワルツ・カッツの方からは、ニャーミーへ威嚇などをしたようには見えなかった。
ただ………麻衣達には気付かない、危険なオーラがシュワルツ・カッツから発せられているのを。
ニャーミーは嗅ぎ取っていたかに見えた。
こんなニャーミーを見るのは初めてだ!
麻衣は、一先ず2匹を引き離す。
「ゴメンねぇ〜!!
なんか今日、この子、あんまり機嫌良くないみたいで」
エリックは全く意に介さず、ニコニコだ。
「イイデス、イイデス、ドンウォリー!
マタ、ヨロシク、オネゲシマース!!」
二人はそれぞれ互いに、元の道を帰って行った。
(なんかニャーミー、”動物のカン”みたいなのを感じ取ってたような……)
麻衣の予感は、いずれ的中することになる!!
〈動物のカン・完〉




