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時間との勝負。

付属第一高等学校含むD大学園の板橋キャンパス中央広場は再び混乱している!


隊列を組み、稼働開始した40体もの戦場型戦闘ヒューマノイド達。

栄太と山本君による"奇襲攻撃”で負傷したものの、徐々に復活して来ているイスロ兵達。

それらに引き続き銃口を向けられ、広場の真ん中へ集められている付属高校生徒・大学学生・付属高校及び大学の職員達。

そこへ………今度はゲリラ式戦闘ヒューマノイドのキッド三人衆が加わり、シャッフルし始めている!


セルピエンテはトランシーバーを離そうとしない。


「(何してる!?

さっさと銃撃を開始させろ!!)」


セルピエンテは大事なことに気付いた。


調査済みのゲリラ式戦闘ヒューマノイド個体数が未だ揃っていない。

今、視界に居るエリック=ティーチャー、キッド三人衆、これで4体。


しかし調査では6体のはず………


(さっきまで屋上に居た"小娘型”は何処へ行った!?)


セルピエンテは周囲を見渡し、麻衣を探しつつキッド三人衆の動きも見続ける。


(この上、更に一体か!)


そして、未だ到着していないゲリラ式戦闘ヒューマノイド最後の一体をも警戒するセルピエンテであった。


「オラオラ、どうした?

ヘビちゃんよぉ。

へへッ、頼みの綱のデク人形が動かねぇじゃねぇの?

ウカウカしてっと変身しちゃうぞぉ」


カイトが挑発する。

苛立つセルピエンテ。


「黙れ!

機械仕掛けのピノキオどもが!

ハチの巣にしてやる!!」


戦場型戦闘ヒューマノイド達が銃撃動作へ移らないまま、セルピエンテはイスロ兵達に狙撃を指示する。

栄太に脚を撃たれた兵士1名を除き、負傷箇所を庇いながらイスロ兵達は機関銃を掃射!



ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!!!



キッド三人衆は銃弾を避けながら変身開始!



「TRIPLE フレア!!」


「ONE!」


「TWO!」


「THREE!」



「キッド三人衆、参上!」



戦闘ヒューマノイド形態へ変身した三人衆を目の当たりにし、狂ったように叫ぶセルピエンテ!


「撃てェ!!

撃て撃て撃て撃て撃てェェェ!!!」



ガガガガガガガガガガガガガガガ!!!



掃射を浴びせるイスロ兵の一人に対し、内蔵兵装

「レッグ・ミサイル」

を放つカイト!


一溜まりもなく吹き飛ぶ兵士!

対戦闘ヒューマノイド技を喰らい、再び立ち上がることは無かった。


(このデク人形達が動き出すまでの時間稼ぎのつもりかよ?ミミズ野郎)


カイトが危惧していたのは、イスロ戦場型戦闘ヒューマノイド達との闘いそのものではなく。

人質達への無差別銃撃であった!




その頃、軍用トラック内。


麻衣はオペレーター兵が次の段階のコマンド・プロンプトを打ち出さぬよう引き留めながら、イスロ隊長であるセルピエンテが気付く前に戦場型戦闘ヒューマノイド達を止める方法を見出さなくてはならなかった。


(待って?

コマンド通りにしか動けない……………

………そっか!!)


麻衣は妙案を思い付いた!


〈時間との勝負・完〉


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